2012年7月18日水曜日

コスラエ散策。

ミクロネシア連邦の最東端にありますコスラエ州に来ています。
ここは平和な田舎です。


娯楽のなさとしては四州随一。ダントツです。
でも、道も綺麗し全体的に民家も少しお金に余裕のありそうな感じ。(すごく過酷な場所だと聞いていたので)話で聞いていたイメージとはかなり違っていました。

上の写真はレインボーツリー。
森の中は苔むしていて、屋久島みたい。手つかずの自然です。

海のイメージの強いミクロネシアですが、ここは山登りとかハイキングが好きな人に喜ばれそうな場所かなー。

2012年7月13日金曜日

マンタと七夕 in ポンペイ。

隊員総会が終わりましてポンペイに延泊(自腹)しております。
今回は滞在期間が長いので今まで出来なかったポンペイ観光をしています。

先週末に行きましたマンタダイブ。
今回、自分の器材を全部もってきていたのですが完全にやらかしてしまいました。

エントリーから数分、水底に着くか着かないかの瞬間にレギュレーターのセカンドステージ(レギュもオクトパスも両方)がフリーフロー(空気が出っぱなしで止まらなくなる状態のこと)しまして、残圧計を見たらものすごい速度でエアーが減っていく始末。

とりあえず冷静に対処をしましてレギュレーターを交換してもらったんですが、その交換してもらったレギュレーターもなんだか調子がおかしく、エアーを吸い込むと海水が霧状になって混入する状態でした。でも、なんかみんなのダイビングを中断するのも申し訳ないし…なんて思いながらマンタに写真を向けつつ、大量に吸い込む海水に吐き気を感じながらコンディションを整えていたらまさかの二度目のフリーフロー。今度は先ほどと違いオクトパスだけだったのでレギュを口から外し、オクトパスを咥えることで対応。

まあマンタの写真も一応おさめたんですが、正直マンタとかどうでもいいから口の中が苦しいのであがってしまいたかったってのが本音です。



そんでもって、二本目。再び交換してもらい、先ほどまでイントラが使っていたというレギュレーターを使わせてもらったのですが、今度はなんと着底したぐらいのタイミングで「ゴゴゴゴゴゴゴ!」とすごい音が。最初は船の移動する音かとおもったのですが、動いている船なのに全然音が小さくならないし、むしろどんどん大きくなっていったのです。どこからかエアが漏れているのかなとせっせと探したのですがセカンドステージのどこからもエアが漏れている痕跡はないのです。それもそのはず、手を首の後ろに当てたらタンクとレギュレーターを繋いでいる場所からものすごい勢いでエアーが漏れていたのです。あとで聞いたところ、まるでスーパーサイヤ人状態だったそうです。結局、イントラのオクトパスを咥えてダイビングをさせていただきました。みなさん、マイギアのオーバーホールはしっかりとやりましょうね。

かき氷。


ポンペイでは日本式のかき氷がたべられちゃいます。ジョイレストランにて2ドル。
かき氷を食べたら、なんだか無性に日本が恋しくなっちゃったので、七夕ごっこをしました。


新隊員のみなさんを見ていると、ちょうど一年前の自分を見ているよう。そしてごっそりと入れ替わった隊員メンバーをみながら、世代交代を感じるわけです。

2012年7月1日日曜日

オカンが帰りました。(鉄は熱いうちに打て)

Strike while the iron is hot.
思い出は色あせない内に文字にしておいた方がいいのです。

オカンがチュークに来て怒濤の一週間が終わりました。
チューク在住の自分にしか用意できないスペシャルなプランをと思い作った一週間の予定でしたが、自分で言うのもなんですが予想以上に充実した全行程になったと思います。

主目的はこちらで私がどんな生活をしているのかを表も裏も知ってもらうこと。
何歳になっても親は親、子どもは子ども。なんだかんだでいつも心配をかけていると思うので、ここでの生活をありのままを知ってもらえば親の心配も半減でしょ。

細かく書いていったら長くなりすぎるのでこの一週間を「食べ物」「文化」「観光」の三つのカテゴリーにザックリと分けて箇条書きで残しておきます。

食べ物編

息子自らが捌いた取れたて魚の刺身。
ローカルフード(パンの実、調理用バナナ、パン、ドーナツ、焼き魚…など日頃自分が食べている食事。)
宝島レストランの名物、ココナッツラーメン。
自分が日頃使っている各レストランのお気に入りメニューを一通り。
特大ロブスター(伊勢エビ)のBBQ。
ココナッツの飲み比べ。
ブルーラグーンリゾートの名物、BUKO。(パフェみたいなやつ)
シニアボランティアによる家庭料理。
大量のビール。

文化編

ローカル(地元の人)とのふれあい。
ローカルハウス(椰子の葉っぱで作った家)で涼む。
体験ホームステイ。
無計画停電の体験。
現地語の挨拶を覚える。
チューク人が穿いているスカートを試着する。
カウンターパートの家族から作りたての花冠をもらう。
近所の子どもによるヤシの実の取り方実演。
学校(配属先)訪問。
戦跡を訪問。
零戦ポイントでシュノーケリング。
防空壕、旧日本軍の大砲の見学。
戦争慰霊碑で黙祷。
バーでローカルとのダンス。(たまたま行ったホテルのバーがローカルによる貸し切り状態になっていたため)

観光編

チューク最大(最悪)のデコボコ道をトラックで疾走。
ツアーでは絶対に行けない秘境の山登り。
島内主要ホテルの制覇。
島内の主要スーパーの視察。
ジープ島宿泊。
ダブルレインボー(二重に架かった虹)の撮影。
シュノーケル。(クマノミ、小魚の群れ、サメ、ナポレオンフィッシュの幼魚など)
イルカとの遭遇。
最高の夕焼けを撮影。
ビーチで満天の星空に包まれて寝る。
春島、夏島、秋島、冬島の四島を遠景ながら撮影。


上に書いたようなことを一週間でやったのでさぞかし忙しい毎日になったかと思われるかもしれませんが、今回のオカンの旅の目的はあくまで「南国でぼーーーーっとしたい」とのことでしたので、上記のうじゃうじゃ書いた内容を盛り込みつつも、基本何もない時間だらけになるように予定を組んだので、スペシャルな体験と同時に、ぼけーっとする時間の両立が出来たと思います。現にオカンの友達はかなりの確率で太陽の下でぐーすか寝ていましたしね。

無事に日本に帰り着いたという報告を受けてやれやれです。

わざわざこんな辺境の地を訪れていただきましてありがとうございました。
そして、それと同時に今回のオカンの来チューに協力いただきましたチューク隊および、チューク在住のみなさま、そしてチュークの我が家族に深く感謝いたします。

見ていただいた通り、いろんな意味でむっちゃくっちゃの島ですがなかなかご機嫌に生活をしていますので特に心配はいりませんよ。
オカンが来てからうちのママスがひどくご機嫌です。日本からわざわざオカンが遊びに来てくれたことがうれしくてしかたなかったそうです。食べ過ぎとタバコの吸いすぎに気をつけるようにと何度も言っていましたのでここにお伝えしておきます。

それでは、また八月にお会いしましょう。