2010年12月22日水曜日

あの頃のハムかつ。

福岡ともあと数ヶ月でお別れである。どっかに行くついでに寄ったり、たまに遊びにきたりはあっても、ここにはもう帰ってくることはないんだろう。そう考えたらどこを歩いても何を見ても感傷的になる。大学を卒業したらさっさとさようならをするつもりだったのが、気づいたらほぼ10年もいるとは来た時には予想だにしなかったなぁ。そもそもあの頃はどこに住むかなんてことも考えていなかったか。今となっては〝あの頃〟の考えなんてのは思い出すことすらできない。いや、あの頃の自分は考えることをしていなかったのかもしれない。自分の意志なんてものはあったのだろうか。考えれば考える程になかったような気がする。

でも、確かに何かを考えていたんだよなぁ。
そして、それをすごく大切なものかのように守っていたんだよなぁ。

そんな大切にしていたことすら、今となっては完全に忘却の彼方である。そして、それはこの先も続くんだろう。なんか、先のことばかり考えてきたような気がするが、先のことなんて考えても、結局どっかで過去を振り返って、過ぎていった結果にため息をつくことしか出来ない。なんか悔しいけど、まあそれでもとりあえず目の前のことを片付けなきゃね。

出来ることから、やれることから。
ということで、日本を離れる前に通帳を一つにまとめようと、赤い銀行の通帳とカードをせっせと作ってきた。ディズニー柄の妙に子どもっぽい通帳。ちょっと恥ずかしい。

でも、締め切りが迫っている修論をほっぽらかして感傷に浸っている自分。
もっと恥ずかしい。

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