2012年1月2日月曜日

マニラ。(23日)

日本からANA便で来る先輩隊員の彼女と自分の彼女を迎えにターミナル1からターミナル3へとタクシーを飛ばす。車から見えるイルミネーションにびっくり。同じJICAが入っている途上国とは思えないですね。マニラのごく一部だけにスポットライトをあてるともうまさに先進国のそれです。

グアムからマニラ便の到着が21時25分。
成田からマニラ便の到着が21時30分。

到着は五分差なのに、ターミナル間の移動は車でも20〜30分。
ちょっと合流できるか不安ではありましたが、いまや国外でも日本の携帯はガンガン使えますからね。便利便利。

ターミナル3に行くと遠くに懐かしい顔がありました。

日頃、日焼けした丸々と太ったチューク人女性を見ている私たち。
久々にジャパニーズな彼女たちを見てびっくり。

白いっ!細いっ!


スターウォーズエピソード1のアナキンスカイウォーカー(ジェイクロイド)のあの有名な台詞。

〝Are you an angel?〟

あの時のアナキンの気持ちが少し分かりました。

ホテルでチューク隊とはぐれヤップ隊に彼女を紹介してこの日はおしまい。
個人的なハイライト、〝パラワン島〟へと私たちの旅行は続きます。

グアム。(22日)

六ヶ月前に日本から任地に来るためにトランジットで一泊したグアム。

そんときのグアムのイメージはしょうもない観光地。海外旅行をいままでしたことなかった人が、「海外に行って来ますっっ!」と鼻息荒く訪れそうな場所。観光資源っぽいものもそんなになく、とりあえず免税店めぐりでもしつつビーチアクティビティに参加して南の島だなぁ…って気分に浸りに来る場所。

つまり、国内でいえば沖縄、国外でいえばハワイの劣化板みたいな場所。
だから沖縄やハワイと並べて比較するとグアムの魅力はほとんどなかった。

ただ、任国までに一泊どうしてもしないといけないから泊まっただけの小さな島。

しかし、六ヶ月たった今、グアムの地に足を降ろした私たちが目にしたのは、ショッピングのための島でもステレオタイプな南の島でもなかったのです。

The 先進国。
空港には歩く歩道があるし、トイレにいったら柄杓で水をくんでこなくても水洗できます。
道にはゴミがおちてないし、何より街にはイルミネーション。

で、でんきがあるぞーーーーー。

ホテルにチェックインし、パソコンにランケーブルを突っ込むと、チュークだと数時間かかってダウンロードしていたファイルが15秒ほどで完了。

車もぼろっぼろの中古車じゃなく、新車がいっぱい走っています。
右にも左にもレストラン!レストラン!レストラン!

コンビニがあって24時間お買い物ができるっ!
夜でもお外を出歩けるっ!

夢の島かぁぁぁぁぁぁ!
ということで、オーバーナイトのグアムはクラブにいって閉店まで踊り狂って翌日のマニラへと続くのでした。

第二十七週目。(あけおめマニラ)

マニラは危険ぽ?


いいえ、お金を落としても返ってくる安全な国ですぽ。

マニラからパラワン。パラワンからのセブ。そしてセブからマニラへ。
国内便でアイランドホッピングをしまくった今回の旅。
ゴールにさしかかった終わりらへんで気が抜けちゃって最後のマニラで乗ったタクシーで小銭入れを落としました。

ニノイアキノ空港からホテルまで乗り、ホテルでボーイさんに部屋まで荷物を持ち運んでもらい、チップを渡そうとしたその瞬間。

ないぞー。小銭入れ。(IDとかパスポートとかメインの金は別保存)
ボーイさん…お金欲しげなボーイさん。

メインの財布はあるけど500ペソ札しかそっちには入ってないし…。
「ごめんね、小銭がないや。」
って言うとさみしそうに彼は去りました。

タクシー会社にすぐに連絡を入れたもののここはマニラ。

半分どころかほぼ100%諦めていたのに。
翌日空港に行くとちゃんと届いてました。
財布の中には手つかずに金も入ってました。



ここはマニラ。
治安が悪いだのいろいろ言われていますが、ちゃんと真面目に生活してる人がほとんどなんだと思います。

せこいことをゆうてくるやつも確かにおったけど、それと同じかそれ以上にフィリピンは真面目で優しい人間に溢れていました。

一部を見て嫌な場所だと思うのはやめよう。2012年。
簡単に何かを否定してしまうのはやめよう。2012年。


気づけばやなことばっかりに目がいきますね。
もったいないもったいないぞ。

あけましておめでとうございますぽ。
本年もよろしくおねがいしますぽ。


ここはグアム。約2時間後にはチューク。
スイッチを切り替えなきゃなぁ…。

パラワン、セブ、マニラ滞在記は後日アップしますぽ。