2012年5月25日金曜日

ソツギョー式。(動画付き)

チューク語でも卒業はソツギョー。
会場で「ソツギョー」という言葉が何度も飛び交うのでなんだか不思議な気分でした。

正直なところ今までチュークに来てから何度となくあった現地人主催のイベントでめっちゃ楽しいって大きな声で胸を張って言えるようなものはなかったので今回もそこまで期待してなかったんです。いつもどんな行事にしてもそこそこは楽しいんですけど、宗教色が強く入っているのでなんだか疲れるのです。ところがどっこい、今回のこの卒業式は実に楽しかった。卒業式なんてもともと楽しいものじゃないはずなんですが、チュークの卒業式は不思議なことにすばらしく楽しかったのです。

まず、部屋に施された飾り付けが楽しげ。もう見るからに楽しそうな飾り付け。


卒業生が入ってくる花道は本当に花で出来ています。そこらじゅうにある風船が楽しそうな雰囲気を倍増させています。(ちなみに風船はチューク語でもフーセン)


卒業生入場。
いつもは悪ガキなのに今日ばっかりはかしこそうな顔をして出てきました。


スピーチやらなんやらかんやらで卒業式っぽいことを色々していたんですが、なんかこっちの卒業式は日本みたいにお涙ちょうだいなことはしないみたい。

卒業式が終わったらみんなお楽しみのこの時間が始まりました。

「サアモガッ!(飯くうぞー!)」
のかけ声でテキパキと食事の準備をする先生たち。


並べた机の上にテーブルクロスをひき大きなテーブルをつくってその上にいろんな食べ物を並べていきます。今まで、この国のいろんなパーティーに出席してきましたが間違いなく今回のものは最大規模でした。どれだけ机を並べてくっつけても食べ物の量が多すぎて並べきれません。しかも一個一個の量がこれまた多い。よく見てもらったら分かると思いますが、食べ物がタッパーではなく、日本にあるものにたとえるならば衣装ケースみたいなのに入ってるんです。ものすごいでかいハコのなかにぎっしりつまった食べ物!食べ物!食べ物!


ちなみに、この一つのテーブルだけじゃなく、もう一つテーブルを用意したんですが、そっちもぎっしり食べ物に埋め尽くされました。


さらに豚の丸焼きが三頭。豚料理が三種類とかじゃなく、豚が丸々三頭です。


どうやって食べるのとつっこみたくなるような量もこの次の写真を見ていただければ納得できるかと。


今回の主役のテーブルに座っている卒業生の後ろには保護者とか親戚がぞろぞろ。写真には写っていないですが、部屋の外にもぞろぞろぞろぞろ。彼らみんなが食べるんだから尋常な量では足りません。

さらにっ!一人一人の量も半端ないのがチューク流。
卒業生の手元のお皿をごらんください。


別に彼らはふざけていっぱい取って遊んでいるわけではありません。これが極々普通のチューク人の一人の食事量です。

ちなみにこっちが私のプレート。


結構いっぱい取ったつもりが、「なんでお前はそんなちょっとしか食べないんだ!」って怒られてしまいました。それにしても、こっちに来る前まではご飯と何かが一緒のプレートにのってるだけで嫌悪感を感じるぐらい食べ物に関しては潔癖なところがあったんですが、我ながら強くなりました。今でもくっついたらいやな組み合わせはありますが、ほとんど大丈夫。人間、慣れるもんですね。

そして今回この会場を盛り上げてくれたのは彼らの存在が大きかったですね。
なぜかパーティーは彼らの生演奏付きだったんです。名前も知らないチューク人のバンド。実はチュークに来て初めてエレキギターを見ました。
 

いかに、会場が盛り上がっていたか、動画をアップしましたのでごらんください。
(昨日までの連日のビデオ作成に疲れたので今回のビデオは特に編集なしです。)



最終的に私も踊らされたのは内緒です。

おまけ
子どもの服を奪って自分が卒業生に成りきっているオバチャンをパシャリ。

2012年5月24日木曜日

仰げば尊し。(コード進行つき)

ビデオ制作完了。真面目な国紹介と、レセプションの出し物で使うふざけたやつの二本立て。正直なところ、まだ多少の手直ししたい部分はありますが最近パソコンが不安定でいつ壊れてもおかしくなさそうなので強制終了で書き出しました。

しかも偉そうに最後に監督名をいれちゃったりして。
しゃっきーん。


ちょっと使用している写真のコピーライトの関係で動画は今のところ公開はできませんが、徐々に自分でとった写真に全部入れ替えて公開できるようする予定ですので少々お待ちください。

明日は卒業式。
正直全く絡んでいない8年生なので特に思い入れもないのですが子どもたちが歌うキリスト教の曲を脳内で「仰げば尊し」に変換して無理矢理感動してきたいと思います。

ちなみに、仰げば尊しは「C」「F」「G7」の3コードだけなので超簡単。

C   F C G7    C
仰げば 尊し 我が師の 恩
C   F C  G7   C
教えの 庭にも はや幾とせ
F   C     F  G7
思えば いと疾し この年月
C   F    G7   C
今こそ 別れめ いざさらば

全世界のウクレレ三線隊のみなさん、是非練習しましょう。
そして子どもに教えませんか?

自分が帰国するときに、「仰げば尊し」を歌われたら…。
想像するだけで泣けますね。(自己満)

2012年5月23日水曜日

カウントダウン。

国紹介のビデオ作成が予定以上に難航しています。締め切りがせまればせまるほど、切羽詰まれば詰まるほど何故か不思議ですが充実した気分になりますね。

こんな気分は久しぶりです。
思うにこの国で生活している限り、時間に追われるなんてことはまずないんです。
期限なんてものはあってないようなものだし、仕事終わる時間は早いし。

結局時間をもてあますんですね。時間をもてあますから、結局なんにつけてもだらだらだらだら。時間は充分にあるのに誰も期限なんて気にしない。まあ期日が遅れたところで無限に近い時間があるので大した問題にもならないんです。不思議なことに時間が全然ない、余裕のない時の方が意外と締め切りの中で行動できるんです。

そんなことを考えてると人間の一生なんてせいぜい百年足らずっていうのは案外いいのかもしれませんね。もし、千年とか私たちが悠久の時の中を生きられたとしたら、体感として一日は240時間、一年は3650日でしょ。小学校入学してから卒業するまで60年です。なんて言われたら発狂してしまいそうですよ。私の頭が処理できるのなんて所詮ちょっと先の未来までぐらいなんです。区切られていないオープンな時間の中では色々と考えることも出来なくなってしまいます。

ということで、ブログに帰国までのカウントダウンをつけてみました。
前からつけようかなーと思ってはいたのですが、なんだかすんごく早く帰国したい現実逃避隊員(あながち嘘でもないが…)みたいなので辞めていたのです。でも、今回張ることに決めたのは早く帰りたいからではなく、あくまで終わりの日を明確にすることで残りの日々を充実させるために張るのです。

下に張っているのは本日時点のキャプチャ画像。
本物のカウントダウンパーツはブログ右下に張っています。


気づいたら残り400日切ってたのね。だらだらと時間は過ぎていくのに数字にするとやっぱり時間が経つのって早いです。

そして、ビデオの方の締め切りは残り二週間。
でも、もっと言うと明後日には完成させたいところ。

今日、途中経過を先輩隊員に見せたら、「全然、きみらしくない仕上がりやな…」と言われました。そうです、今回は真面目な研修のオープニングで使うビデオなので遊び要素ゼロ。いつもは何かしらふざけてごまかす私にとって真面目に何かをするというのは一番苦手な分野ですが、ここは正念場。このビデオ、いったん作ったら帰国後とかにも何かと使えそうな感じがするので、ここはびびっと頑張ります。

では、眠気覚ましのブログ更新終わり。作業に再び取りかかります。
現在チューク時間23時55分。もうすぐ帰国まで392日になってしまいます。

2012年5月22日火曜日

第四十七週目。

今日は成績優秀者を発表する日で、明日は卒業式前にしないといけないマス(宗教行事)。そして今週末には卒業式です。

私はそんな学校の行事を横目に、最近はせっせと来月の頭にある広域研修で使うビデオを作っています。端的に言えばミクロネシア連邦の四州を紹介するビデオを作っているんですが、そのビデオのためにこれまでに撮り溜めた写真を整理しているとびっくりするぐらい大量に写真のデータが消えてしまっていることが発覚し、徐々にモチベーションが下がってきています。1月の総会以前の写真はほとんど復旧できたと思ってたのになぁ…。まあグチグチいっていてもすすまないのである写真でなんとか対応するだけですが。

この夏はコスラエ隊員の来チュー、広域研修、オカンの来チュー、隊員総会、地元の友達の来チュー、パラオ隊員の来チュー、一時帰国、フィジー訪問と気づいたらほぼがっちがっちにスケジュールが詰まってしまっていました。
スクールカレンダーの見直し、時間割の見直し、算数(低学年)のカリキュラム・シラバス作りも同時進行でせなあかんし気合い入れなおさなあかんねんけどなぁ。
そういえば、森喜朗さん(元総理大臣)が来月にチュークにくるらしく、私の教え子(2,3年生)に日本語の歌を歌わせて欲しいという急なオファーも観光局から来てるけど具体的な話はまだ流れてこず。行き当たりばったりなチューク人の仕事に若干疲れ気味です。


あぁぁぁ。頭が真っ白。
やる気がいまいちないのは暑さのせいでしょうか。
文章も支離滅裂ですし。

写真データを整理していたら出てきた一枚。
日本出発前、成田で撮ってもらった一枚。


良くも悪くも今の私はこのときの私ではもうない。

2012年5月20日日曜日

自作ココナッツラーメン。(レシピつき)

チュークを代表する食べ物といえば、コーン、オポット、プラ、みたいな伝統的なものもありますが、忘れちゃいけないのがココナッツラーメン。(過去記事参照:チュークがまたテレビに!


この前、宿泊した宝島さんの看板&名物メニューです。

今週末はバケツをひっくり返したような大雨でなんにもすることがなかったからココナッツラーメンの自作に挑戦してみました。秘伝のレシピはさすがに教えてもらえないので、自分の舌だけが頼り。

醤油ベースのスープに絞りたてのココナッツミルクを入れたのではないかと推測し、今回はこんなアイテムを揃えてみました。


左から順番に、宮崎ラーメン(鶏塩味)、長崎ラーメン(あごだし醤油味)、サッポロ一番(醤油味)。全部チュークで一応手に入ったラーメンたちです。そして、右上にあるのがココナッツミルク。ココナッツミルクの精製過程は写真のデータを隊員から受け取りそびれたので後日別記事でご紹介します。

方法は簡単、インスタントなラーメンたちを作ったらそれにココナッツミルクを適量入れます。(写真左が宮崎鶏塩、右が長崎あご醤油)


ココナッツミルクをスープに馴染ましたら完成。
ちなみに、長崎ラーメンは醤油ベースだからいけるかなとおもったんですが、あごだしがちょっと強くてココナッツミルクと反発してしまいました。
そして、宮崎ラーメンですが、スープ自体がもともと特徴のあまりない澄んだ味だったのでココナッツミルクを完全に受け入れすぎてしまい、美味しいことは美味しいけど求めていたのとは違いものになってしまいました。


そして最後に残ったのはサッポロ一番。
個人的にはこれが一番醤油ベースなのでいけるのではないかと踏んでいたのです。


ココナッツミルクを馴染ましてみると色がみるみるうちにクリーミーに。


実食してみた結果。やっぱりコレが一番素直にココナッツミルクと醤油が溶け合っていい感じ。本家ココナッツラーメンのようにはいかないもののココナッツラーメンが恋しくなったときの簡易なんちゃってココナッツラーメンとしては十分なクオリティです。

【なんちゃってココナッツラーメン】
サッポロ一番 一袋
ココナッツミルク(水で薄めてない純粋なもの) おたまで二すくい分
※ココナッツミルクは味見をしながら入れていけばいいと思いますが、思い切って結構な量を入れた方がおいしかったです。

何らかの醤油ラーメンが手に入り、なおかつココナッツミルクが絞れる環境にいるみなさん、自家製ココナッツラーメンにトライしてみませんか?ちなみに、日本でもココナッツミルクは購入可能だそうですので、ある程度は再現可能かと思います。

さっきこの記事を書き始めたときにアクセスカウンターが29999になっていました。
最近更新を若干サボりがちなんですが、大きく客足も減らず、しょうもない記事をこまめにチェックしにきてくださっているみなさま本当にありがとうございます。

今後もこの僻地通信をよろしくお願いします。

2012年5月16日水曜日

最後の授業。(SAIGO LESSON)

最後の授業は約束通りみんなで歌を歌い、写真を撮りました。
「最後」はチューク語でも「サイゴ」。

サイゴレッスン(SAIGO LESSON)。

今まで練習した日本の歌をみんなで歌い、一人一人の写真を撮って、サイゴに集合写真。担任の先生にも入ってもらいました。


最初は言葉の壁にぶつかりコミュニケーションが全くとれなかった二年生。
低学年を持つと決めたとき覚悟は決めたつもりだったんですが、あまりにマイナー言語ゆえ学ぼうにも何の手がかりもなくなんども挫折しかけました。はじめの頃、言葉が通じなくてもめげずに何度も何度も最高の笑顔で話しかけてくれる君たちにどれほど励まされたことか。君たちのお陰で今の自分がいます。
でも、この子たちのお陰でサイゴには難しいやりとり以外ならだいたい会話できるようになりました。

Kinisou ngeni ekkewe chon sukun, Iei Ua wewe fosun chuuk.
Ua fakkun sani ekkewe chon sukun!

写真を撮りおわって、「ありがとうございました。」と日本語で挨拶をすると、大きな声で「ありがとうございましたっ!!」と返事をする子どもたち。

休み時間になると、子どもたちカメラに群がって大変なことになりました。
次の三年生の写真もとらないといけなかったからバッテリーもデータも余裕がなかったので、面白い顔のやつだけ撮ってやるというと突如はじまった変顔選手権。

優秀賞を受賞のアミンソンくんとアルファくんの写真をアップしておきます。

一枚目、表現力が受賞の決め手になりましたアミンソンくん。


二枚目、じわじわくる面白さのアルファくん。真似しようとしても意外と出来ません。


受賞者のツーショット。


明日はテスト。
サイゴのテストはちゃんとびしっと決めてほしいなぁ…。

2012年5月15日火曜日

第四十六週目。(豪華客船寄港)

今日はにっぽん丸という豪華客船がチュークに寄港しました。


自転車で走り回っていいアングルを探したんだけど船がでかすぎて上手いこと撮れず。とりあえずうちの島にあるどの建物よりも、でかいし高いです。


日本から観光客がわんさかくるからお金を稼がなきゃ!ということで教え子のお母さんと一緒に物を売るのを手伝ってきました。前回に寄港したときには300人以上の日本人が来たのに売れたのはポストカード1枚だったなんて話を聞いていたので、正直なんにも売れなかったらどうしよう。そしたら現地の人たち傷つくよな。なんて昨晩からずっと心配をしていたのですが、予想に反して結構盛況でした。ムームー、チューキーズスカート、貝、ポストカード、木彫りのやつ、などなど。飛ぶようにとはいえませんがそこそこいいペースで売れました。

次回もし今回のような船がくるようなことがあれば、事前にもっとちゃんと観光局とコラボして、うちの学校を挙げて参加して、なんらかの形で学校運営資金集めの手伝いをできたらなと思います。(うちの派遣先の学校は私立なので本当に金がないのです。)

明日は今年度最後の授業。
明後日、明明後日は学年末テスト。

それが終わったら夏休みです。
夏休みはあんまり好きじゃないけどデスクワークに勤しみたいと思います。

2012年5月14日月曜日

宝島ホテル宿泊レビュー。(母の日)

土曜日から日曜日にかけて宝島ホテルに宿泊してきました。
レストランはよく利用させていただいていたのですが、ホテルの利用は初めて。

チュークには隊員連絡所はなく、安全に飲める飲み屋もほとんどなく、そもそも飲んだところで帰りの足(公共交通機関)がありません。かといって、ホームステイ先はどこも宗教上の理由で基本酒を飲める環境にありません。

だから、隊員同士で集まりたい時はホテルの一室に店でかった酒を持ち込んで宴会をするのが通例です。これまではローカル価格のあるブルーラグーンリゾートを利用していたのですが、今回は前々から気になっていた宝島ホテルに足を運んでみたのです。

室内の写真を撮り忘れたので次回ということで。今回はレビューまで。
宝島ホテル、さすが日本人経営の宿です。

ベッドは抜群に寝心地がよかったです。そして、シャワー!お湯がガンガン出ます!!
これらに関してはブルーラグーンの比較にならず。ブルーラグーンリゾートはもともとコンチネンタルホテルでしたが今は現地人経営。ロケーションは最高なのですが、建物や設備の老朽化がすすんでいるためちょいちょい問題を抱えている(お湯がでない、出たとしても勢いが悪い、など)というのが正直なところ。宝島さんも床が少し老朽化してきていたりと問題も少しはありますが、海外のホテルに泊まり慣れている人なら特に気にならないレベルです。(日本のホテル、旅館のクオリティーを海外で求めるとどこの国にいってもだいたいがっかりします。)

そして、値段がなんと言おうと安いです。ブルーラグーンリゾートの約半額で泊まれます。普通に予約したらブルーラグーンリゾートは一室(2名)で120ドルから140ドルぐらい、宝島は70ドルだったかな?正直ほんとうの値段は覚えていませんので違っていたらご容赦を…。(我々ボランティアはとてもじゃないですがそんな旅行客用の値段を支払えませんので、それぞれのホテルにローカルレートがあってその値段で宿泊しています。)

でも、一番ここで書いておくべきことは設備とか値段ではなくサービスのクオリティーの高さですね。本当にかゆいところに手が届きます。

前日、べろんべろんになるまで酔っぱらったチューク隊が目を覚ますと全員が若干二日酔い気味だったのです。それもそのはず、部屋に散乱したビールの空き缶、ワインの空きボトル。そして、さらに保存用に買ってた飲むつもりのなかったウィスキーまでが一本空いていました。どうやら隊員の一人はトイレで吐いたそうで。吐くとお腹が空きますよね。

「はらへった…なんかかってきてよ!」
「おまえがいってこいよ!」
なんてことを言い合いだしたと思ったら部屋をノックする音がするわけです。

部屋をあけるとそこにはオーナーが、
「あんたたち、昨日は遅くまで騒いでお腹へっただろ。これでもくいな。」


おーー!ラーメン(あっさり味)!
上にはちょびっとスパイシーな鶏肉までのっかってます。
飲んだ後のラーメンもおいしいですが、寝起きラーメンも美味いです。

ラーメンを食い終え、わがままな隊員どもはまたわめき出す訳です。

「あかん、ラーメンくったらのど渇いた!」
「水!水をのまな、この二日酔いはなおらへんぞ!」

その瞬間!本当にまさにその瞬間です。

トントントン。
「あんたたちノドが渇いただろ。水くんできてやったぞ。」
コップを人数分もってきてくれたオーナー。

さらに、一瞬で飲み干してしまった私たち。一同が内心で「おかわり欲しいな…」と思った途端。

ガチャっ!
「足りないと思ってピッチャーで汲んできてやったぞ。」

うおー。これはもう神がかってますよ。
ちなみに、ラーメンにしても水にしても事前にお願いしていた訳じゃないんです。〝素泊まりでいいんで〟って飛び込みで泊まりにいっただけなのにこのクオリティ。

手厚いサービスのお陰でしっかりと酔いが覚めたので、昼飯はレストランで他の隊員は親子丼(9.5ドル)、私はカツ丼(13ドル)をいただきました。いつもは看板メニューであり、宝島名物のココナッツラーメン(9.5ドル)しか注文しないのですが朝食にラーメンを食べたので和食をチョイス。


ちょっとスパイシーで甘さ控えめなカツ丼。チュークのレストランはだいたいカツ丼は注文できますが、この砂糖大好きな島で甘さ控えめなカツ丼が食えるのは宝島レストランだけです。

宝島ホテル&レストラン。チュークの宿泊先としてかなりいけてます。
最後はいつものTKKで締めましょう。(ver.チュークスカート)



母の日でしたのでホームステイ先のママスの為にチュークスカートを買ったのです。
「いっつもありがとうねっ!母の日だからスカート買ってきたよ!」

いつもスマイリーなママスが笑顔が崩れ落ちそうなぐらい嬉しそうに笑ってくれました。

2012年5月13日日曜日

べりーおーしゃんびゅーーー!

この金曜日は振替祝日でした。

ということで広域研修の動画を作るのを手伝うために、チューク隊がこぞって我が家(ホームステイ先)までお泊まりに来てくれました。
久々にこちらサイドにみんながくるということで、せっかくだから家の近所に数ヶ月前にオープンしたのにいつも横を素通りしていたカフェを利用してみました。よさげな雰囲気なのでいつか使おういつか使おうと思いながらもきっかけがなく利用せずにいたんです。
道なりにこんな感じで小屋が建っていてそこでコーヒーとかちょっとしたお弁当が売っています。


そこで何か買ったら柵の中に入れるのです。
こんな屋根つきのシートに腰掛けて涼しい風を受けて海を眺めながらコーヒーを飲めるなんて最高でしょ。気になるお値段はコーヒー1杯50セント(約40円)。


お好みでこんな風に海辺に直接腰掛けることも可能。
雲が出ていて空が真っ青じゃないのでいまいち素晴らしさが伝わらないのが残念です。 



ただのインスタントコーヒーなのに、海の音を聞きながら飲むとスタバのコーヒーよりおいしいから不思議。

横には二号シートも増築中。


なんでも試しに使ってみるもんですね。
チューク新名所誕生です!
家から自転車で5分程のカフェがこんなにいけてたなんて!

途中、ホームステイ先のパパスが電話をしてきて「いまどこや?」と聞いてきたので、「べりーおーしゃんびゅーなカフェにおるで!」ってゆうと語学堪能な先輩隊員に爆笑されました。

〝べりー〟はおーしゃんびゅーにはかかれないようです。

べりーーーーおーーーしゃんびゅーーーーー!
英語の勉強をもうちょっと真面目にしよう。そう思った金曜日の昼下がりでした

2012年5月11日金曜日

泥ニモ負ケズ。

チュークの観光名所といえば、沈船ダイブ、戦跡、Jeep島など主要なものが挙げられますが忘れちゃいけないのが道路事情。ここまでくるともう観光名所、いやアトラクションです。へたなテーマパークのアトラクションなんかよりもっとエキサイティング!

今まで道路の写真は何度かアップしてきたので今回は別の角度から迫ってみましょう。
ということで、チュークの道を1時間自転車で走ってみました。

昨日は途中で雨が降ってきたのです。つまり、道路状態が悪くなるので今回の企画には最も最適な状態の道路になった訳でございます。

ホームステイ先のパパスがこの前ハワイから買ってきてくれた黄色のTシャツ。
黒のぼつぼつはカビが生えてる訳ではなく、泥しぶきでこうなるのです。


裏もおしりのところがどろどろです。
後輪から吹きあがる泥水を吸収したTシャツ。


ズボンもこの通り。


ズボン裏。
これまたおしり部分の部分がどーろどろ。


こんだけ服がどろどろになるってことはですよ、家に帰り着いた頃には手とか足とか頭とかメガネとかもどろどろなんです。そんなときは、雨のざーざー降ってる中を子どもと一緒に走り回ります。童心に戻れる瞬間。小学校の頃、近所の公園でエアウォーターガンを片手に水掛遊びをしていたのを鮮明に思い出せます。

そしたら、オカンが玄関にタオルを用意されてたんですよ。あの頃、私が小学校時分。
そして、今はママスがタオルを持ってきてくれます。

雨ニモ負ケズ
泥ニモ負ケズ

母の愛は世界共通でございますな。

2012年5月9日水曜日

火事とその対応。(南国編)

今日、授業を終えて街へと下っていると遠くからもくもくと煙があがっているのが見えました。ときどきぼやのようなものは見ることはあるけど明らかに火事と分かる煙は初めて。かなり離れた場所から撮った写真でも黒い煙があがっているのがわかります。


近づいて行くとどうやら港の近くの建物から出火しているようでした。
ちなみに出火場所近辺にはガソリン貯蔵庫があるので、現地人がまことしやかに「爆発する、爆発するぞ。」「今すぐこの一帯から逃げないといけない。」なんてことをささやいていました。でも、そんな発言と裏腹にうじゃうじゃ集まってくる人!人!人!結局もうただの野次馬です。日頃大きなイベントもない南国なので何か起こる度に大騒ぎになるんです。


出火場所はこのオレンジの建物の横にある平屋の建物です。かなり老朽化しているので火がよく燃え移り火の手がなかなかおさまりません。


そんなこんなしていると消防車がけたたましいサイレンを鳴らして、クラクションを押し続けながら爆走してきました。道路の整備されていないチュークですが、気にせず爆走。道路の穴、車の間をぬいながら、泥しぶきをそこら中にまきちらして走り回る消防車。こんな有事の時ほど急がば回れ。冷静にあせらず出来る限り安全に現場に急行することが求められるんだと思うんですけど、やっぱりそういうのはチューク人には向いていないみたい。


火事があっても、消防車は一晩こず、翌朝に燃え尽きた家が残っていた…。なんて話ばかり聞いていたチュークですが今現在に限って言うと消防は思ったより機能しているようです。
というのも、空港内にものすごい新築の消防施設が出来たばかりで、全ての設備が最新鋭なのです。ちなみに本来この消防施設は空港用につくられたもので、うちのホームステイ先のお父さんがエアーポートマネージャーなので、その管轄です。だからこの消防署のリーダーとは個人的にも仲が良く、いつもよくしてもらっているんで彼のこともその消防署のチームのこともそこそこよく知っていますが、今回の消火活動を見ている限りほんとに大惨事みたいな時には対応できないんだろうなぁ…なんてうすうす思ってしまいました。

まあ、工場もなけりゃ、高層ビルもない。大型ショッピングセンターもなけりゃ、娯楽施設もない。そもそも環礁に守られているため災害という災害もほぼ起こらないこのチュークで大惨事みたいなものが起こることはまずないからこんなもんでいいんでしょう。

そうです、南国はこんなもんでいいんです。火だってある程度消しておけば夕方ぐらいにバケツをひっくり返したような雨がちゃんと消してくれるんです。

追記:ちなみに今回の火事における死者等は一切なかったそうです。

2012年5月8日火曜日

コラボレーション。

今日は同期の環境隊員がうちの学校にやってきました。

ゴミを捨てるんじゃないよっ!!


と言いに来ました。

彼の授業が終わって、「すまんね、状態わるくて…」みたいなことを言うと。
「いやいや、ヤップでやったときも同じようなもんやったで。」なんて彼は言うのです。

ヤップ州にも同じく同期の小学校隊員がいるのですが、その小学校隊員の赴任している学校はヤップ州の公立学校の中でも教育困難校と言えるような学校。現地のヤップ人ですら〝あそこは何かおかしいぞっ!〟っていうような学校なんです。
それに対して、私の赴任してる学校はチューク州の中では1,2を争うハイレベルな私立学校です。現地のチューク人から〝おまえの学校はチュークで一番の小学校だ!〟って頻繁に言われるような学校なんです。

とてつもないヒエラルキーを感じました。

ヤップのいい学校(いっぱいある)
   ↓
ヤップの悪い学校=チュークの一番の学校(少ししかない)
   ↓
チュークのその他の学校(いっぱいある)

しょぼん。

今日は小学校3年生の男の子を一人、怒って泣かしちゃいました。
さらに、授業の最後にクラス全体に
「先生はとっても気分が悪い。なんで毎日毎日怒らないといけないのか。」
「今のこのクラスは大嫌いです。」

なんていって教室を出て行こうとしたらさっきの泣かされた子どもが走って追いかけてきてぴったんこ。私のお腹に張り付いたかと思うと「ごめんなさい…ごめんなさい…」と泣きながら謝ってきました。

ぐじゅぐじゅに鼻水をつけられたけど、まあ反省したみたいやし、かわいいからよしよししてあげたら余計になきじゃくりました。

優しさだけでは教育なんてできないけど、優しさなしでもできないんですね。
低学年むずかしいぞー。

2012年5月6日日曜日

第四十五週目。(フェイスブック禁止)

学校のピクニックでうちの学校の先生が二人酒を飲んでいたそうな。
(まあここまでは学校行事ではありますが、この国としては一応黙認範囲で奇声をあげたりモノを壊したり人を殴ったり人を殺したりしない限り特に問題はありません。)
(逆に言えば、この国では酒を飲んだ人は、奇声をあげたりモノを壊したり人を殴ったり時には人を殺したりするのです。)
(といっても、旅行者が被害にあったりというケースはないので現地人同士の問題ですのでご安心を。)

注釈が長くなりました、すいません。

こともあろうに、その先生方は生徒にも飲ませたそうです。
結果、保護者からのコンプレインがあがりましてその先生たちは学校を辞めたようです。

あかん、しょうもなすぎるぞ。うちの学校。
あと二週間ほどで今年度も終わり、夏休みになるっていうのに。
こんなタイミングで先生がおらんくなる子どもの身にもなって欲しいものです。

と、イライラしていた先週の初めでしたが、週の終わりに感動する張り紙が。


チューク語ですので、翻訳すると。

「フェイスブックは使えません。もしつかいたかったら金を払ってください。値段は30分で5ドルです。ご理解していただきましてありがとうございます。」

日本で、フェイスブックやらミクシーやらを仕事中に使っていたら普通は怒られますよね。こっそり使ってる奴はいるかもしらんけど、堂々と使っていたら下手すりゃクビですよね。

でも、この国の人は暇があったらフェイスブックをしています。
というか、特に大きな仕事もしないので、実質ずっとフェイスブックしているわけです。

別に、仕事のために学校のサイトを立ち上げるためにフェイスブックを使っている訳でも、保護者とのコミュニケーションの為にフェイスブックを利用してるなんて高度な話でもなんでもなく、フェイスブックの使い方をちゃんと知らないのでチャットや写真の共有をしているだけで勤務時間がだらだらと過ぎていくなんてことも少なくありません。

インターネットやSNSの全てが害であると言うつもりもないし、利用方法さえ誤らなければむしろ学校教育においてインターネットの担う部分はかなり大きいと私は思うのですが、少なくともこの国の場合、インターネットは百害あって一利なしでした。
事実、これまでにも何度となく校長や副校長に〝インターネットの使い方についてのアナウンスをするべきだ〟ということを伝えてきていたのですが、これまでは校長や副校長も結局フェイスブックをご機嫌でしまくっていたのであまり効果がなかったのです。

でも、パソコンデスクの上にこんな張り紙が気づいたら用意されていたのです。そういえば事実ここ数日パソコンの修理が終わったにもかかわらずべったりと張り付きでフェイスブックをしている職員を見ないなと思っていたんです。

校長室に飛び込み、「いいねあの張り紙!私はすっごく好きだよ。この一点に関して言うとうちの学校は今チューク、いやミクロネシア内でナンバー1だと言えると思うよ。」なんてべた褒めをすると校長がやたらとうれしそうな顔をしていました。

まったく悪びれずにみんなやってたけど、実は内心でやっぱりあかんことやってことには気づいてくれてたんだな。
先生を二人失いましたが、うちの学校は全然別の場所で一歩前進していたようです。

2012年5月2日水曜日

第四十四週目。(でんでんぺーちゃる)

ぺーちゃる。

このチューク語の意味はカタツムリです。


十ヶ月チュークで生活していて初めてカタツムリを見ました。
しかもでかい。

でーんでんむしむしかたつむり
おまえの頭はどこにある
つのだせやりだせあたまだせ

でーんでんむしむし ぺーちゃる
いぃぃぃふぁぁぁあい むぅくぅろぉむ
わーもちぇん かとん めっそむ め むくろむ

チューク語に適当に訳してみたら意外にかわいい。

「日本語ではカタツムリっていうんだよ。
初めてチュークでぺーちゃるをみたよー!」

なんて盛り上がって興奮気味に生徒やら先生やらに絡みまくっていたら、一人の生徒がぺーちゃるを壁から引きはがしてもってきちゃいました。

でも、カタツムリって一回おどかしちゃうとしばらく出てこなくなっちゃいますよね。

だから、
「静かにしてないと、カタツムリは遊んでくれないよ?
ちょっと静かにしてカタツムリを見ておこう!」

なんて言うと子どもって素直です。


ほらこの通り。かしこくぺーちゃるを見守る子どもたち。
一番右の子は確実にぺーちゃる以外の何かをみていますが気にしない。

最終的に、学校の裏の山にぺーちゃるを移動させた子どもが、
「先生!明日も見に来ようね!」
なんて言ってきたのは実にかわいらしいでしょ。

きっと明日にはどこかいってるんじゃないかな…なんて思いながらも、「そうだね、明日も見に来ようね!」なんていいながら手をつないで教室に帰るのです。

ところでチャリンコがJICAさんから貸与されました。
私の家から職場まで舗装されていない道なので雨がふったら道が消えることも頻繁にあります。その度に足はどろどろ、新品サンダルなんかはいてたら一日で一年使い込んだかのような状態になっていたんです。

でも、今回のチャリンコ様の到着によって全ては改善されました。
ありがとうチャリンコさん、ありがとうJICAさん。


自転車という文明の利器ではありますが、のろのろと焦らずやっていこうという意味をこめて「ぺーちゃる号」と名付けました。

ぺーちゃる号に乗り出した初日のこと。
学校に行く途中で四匹のウミガメを見ました。

ずでーんずでーんずでーんずでーん。


写真には上手に写っていませんが腹には値段が書いています。


このカメさんは$225だとな。
じーーっと見ていたら、
「コータイ、カメ欲しいのか?金ないなら自転車と交換してやってもいいぞ。」

うーん。金はないないと今まで言い続けてきた成果が変な所にでてきたようです。

2012年5月1日火曜日

JEEP島なう。(レインボーネシアプロジェクトサポーターズ)

JEEP島なう。
土曜日にツイートしたんですが、このしょうもないツイートの凄さが分かった人はすんごいJEEP通です。


JEEP島にはインフラの類は基本ありません。(正確には必要ありません。)
もちろんインターネットもないし、電気も限られた時間にジェネレーターを稼働するだけです。(デジカメの充電などはこの時に出来るので問題ありません。)

日本からくるツーリストにはこの何もなさ。まさにステレオタイプな無人島っぷりがたまらないのだとか。
もちろん、日本の携帯電話も使えません。

そんなジープ島でのツイート。
現地携帯を持っていて、しかも日本語対応させており、それがインターネットができるようにいじくっている人だけが許されるという、超限定された裏技です。

だから何って話ですけどね。

もともとジープ島には三食がついています。到着日の夕食、翌日の朝食、昼食の三食付き。だから、インフラのない小さな島で生活をしていてもなんのストレスも感じることなく生活できる訳です。

しかしっ!今回はオーナーである吉田さんの粋な企画。
「チューク在住日本人(つまり協力隊)に吉ギューを食わせる作戦」
のために、到着日の昼食、夕食、翌日の朝食、昼食の四食がついていたのです。

そう、到着日の昼食は協力隊用スペシャルメニュー。
着いて早々に持ってこられたのは牛皿。


さらに間をあけずに立て続けで牛丼(大盛)が。


ご飯に乗っけて、牛丼をつくり。牛皿をおかずに牛丼を食べるという贅沢っぷり。

日本ではジャンクなファーストフードの吉牛も日本を離れてながらく食べていないと極上の一品になってしまうから不思議です。この前マニラに行った時に立ち寄ったマニラの吉牛は味が若干ローカライズされてしまっていてなんだか残念だったのですが今回の吉牛は日本から直輸入しているのでモノホンです。

牛丼に感動し、空を見上げるとなんとダブルレインボーが。(写真では分かりにくいですが、比較的はっきり見える虹の右側にうっすらと虹が見えています。)


ダブルレインボーはすぐに消えてしまったんですが、残った一本の虹がどんどん伸びて、島をぐるっと包み込んでしまいました。
シングルレインボー。


ビーチでウクレレを弾きながら夕日が沈むのを眺めて、


夕日が完全に沈んだら、夕食です。今夜のメニューはハンバーグカレー。
用意されたハンバーグにはウェルカムtoジープの文字が。


ジープの夜は長いです。
10時になるとジェネレーターを落とすので電気が消えて真っ暗になるんですが、電気に代わって満天の星空が広がりまさに天然のプラネタリウムがはじまります。
しかも、ジープには蚊がいないので、ビーチに掛け布団をもっていってそのまま寝れるのです。

たまたまジープに泊まりにきていた日本人がいたので、その人たちもさそってビーチで修学旅行スタイルに頭を並べます。真ん中に頭を寄せ集めてたわいもない話に盛り上がっていると、気づいた時には唯一の光源であった月も既に沈んでしまっていました。

真っ暗の中、そういえば花火をもってきていたことを思い出したのは夜中の一時を過ぎたころ。(ちなみに飛行機に花火を持ち込むことはできませんので日本からの旅行者の人は間違って持ち込まないように気をつけてください。ちなみに今回の花火はこの前のクリスマス時期にたまたまチュークで花火がうっていたのを先輩隊員が買いだめていたものです。)


花火で文字を書こうということになり、シャッター速度を1秒にしてチャレンジ。

まずはJeep(eは使い回し)






お次はChuuk(uは使い回し)







kの難易度は半端なかったです。結局興奮が冷めやまずそのあと夜中の四時ぐらいまでだらだらと語っていました。

ビーチで寝ているので太陽が上がってくると自然にじりじりと焼かれて目が覚めます。

おはようございます。
朝は元気にチューク体操。寝不足なんかふっとびます。

TKK(チュークのことを航空会社はこう表現します)


ジープに宿泊してたお客さんも無理矢理参加させて、chuuk。


最後はJeepで決まりです。


そういえば、私はレインボーネシアプロジェクトのサポーターなんです。
レインボーネシアプロジェクトっていうのは在日ミクロネシア大使館の公式観光促進企画なんですが、サポーターがレインボーネシアプロジェクトの加盟店を利用したときに何らかの特典があったりなかったりするよってやつです。加盟店には下記のステッカーが張ってあります。


そして、吉田さんは一応加盟店にさせられてたみたいなんですが、そもそも上記のルールを知らなかったようで。今回私が説明して初めて知ったそうです。いっぱいステッカーが届いたけど何も聞かされてないからそんなの知らないよ。っていう状況でした。まあさすがミクロネシアのプロジェクトという感じでかなり適当なんでしょう。

でも、吉田さん。今回は神対応をしてくれました。
いったん本島に戻って、翌日の来島する時になんと家の冷蔵庫から納豆を持ってきてくれました。


じゃあ、これが今回のレインボーネシアプロジェクトの特典だよ。とな。
うぉぉぉぉ!前のパラオの記事でもあげましたが、ちなみにチュークでは納豆はどんなに金をつんでも手に入れられません。今回の牛丼もそうですがたまたま吉田さんが日本から帰ってきたばかりなのである超々限定アイテムなのです。


納豆を食べ終わったと思ったら、
「もう一つレインボーネシアプロジェクト特典」
なんていいながらもってきてくれたのは自作のみそ汁。しかも具沢山。


いやー。レインボーネシアサポーターズのみなさん!(何人おるんかしらんけど)
ジープ島に来てレインボーネシアプロジェクトメンバー証を見せてください。
きっと吉田さんが何かしらの特典を(その場の思いつきで)してくれるはずです!

という訳で、ジープを後にし、我らがウエノ島に向かってモーターボートを走らせた訳ですが、このとき私たちはまさかまだもう一つ予定外のサプライズが待っているとは思いもしていませんでした。

ボートを走らせていると、ボートスタッフと吉田さんがなにやら大きな声を上げて海面を指差すからじーっと目を凝らすと…。

お?まさか?


ボートの下を覗くと下にもいました。
イルカちゃん。


しかも一匹だけじゃない。


ボートはぐんぐん進んでいるのにイルカちゃんたちはボートの下をずっとついてきます。


野生のイルカとボートで競争。


ウソのような本当の話。


今回のジープ島。
本当にいろんな意味でスペシャルでした。
ちょっと盛り込みすぎたので取り留めのない記事になってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。