2013年2月14日木曜日

灰の水曜日。(Ash wednesday)

今日は灰の水曜日でした。

灰の水曜日というのは私たちが神によって土から造られた存在でそして灰となって消えゆく儚い存在であることを忘れないための日だそうです。まあキリスト教の世界では現世は仮の人生ですから、あまり執着してはいけないのです。あくまで来世ありきの現世だということを忘れないことはきっと大切なのでしょう。

ということで、低学年は中休みまでの授業で終わって教会へ。教会では列を作って並び、順番が来たらおでこに灰で十字架を書いてもらいます。

得意げな表情の子どもたち。おでこの灰の十字架が分かりますか?















たまには学校隊員っぽく子どもの写真をあげてみましたがいかがでしたか。
なかなかチュークの子どもたちもいい表情をしているでしょ。


ついでに、チュークの子どもの遊びを一つご紹介。
おでこの灰の撮影をしていたら子どもたちがちょうど横で遊び始めたので撮影をさせてもらいました。

あらよっと、こなれた感じで逆立ちをする子ども。


すると、その横にも続々と逆立ち小僧が並びます。


そして、バトルがスタート。これぞチューク流のカポエイラ!!
相手を足で威嚇して先に崩れた方が負け(?)。


低学年の子どもなので壁を使ってやっていますが、高学年の子どもや低学年でも運動神経のいい子どもの場合は壁なしで完全に逆立ちをして戦うことも少なくありません。

最後に今日の嬉しかったことをシェアしてお終いにします。
このノートを見てください。


これ、幼稚園の子どもでこの半年以上なんの勉強もしなかった(自分からは鉛筆を持とうともしなかった)子どものノートなんです。
14という数字の横に、○が三つならんでいるのが分かりますか?
そこまでは、子どもの手を掴んで、一緒に鉛筆を握って私が書いたんです。

ちなみに、14個のりんごの絵を描こうという課題です。

三つならんだ○の横に、りんごらしきものが並んでいますよね。
そうです、初めて彼がノートに自分で何かをかいたのです。

彼は他の子どもより1、2歳年下だけどなぜか(まあ託児所代わりですね)入学してきて、座っていることもまともに出来ないんです。そんな、彼にとって鉛筆をとって言われたことに反応して何かをしようとしたってだけで、大きな成長なんじゃないかな…と親ばかっぷりを発揮して写真まで撮ってしまったのでした。

〝親ばか〟と書きましたが、幼稚園では何故か彼は〝広大の子ども〟と呼ばれているのです。そして、彼自身も「べいびーべーいーびー!」といいながらつきまとってくるのでまんざらでもないようで…。

日進月歩。
子どもには成長をしていない瞬間なんて存在しないのだと本気で思います。

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