石垣では1ボートだけですがダイビングに出ました。石垣といえばマンタ。
マンタはマンタ。どこでみても同じですが、なんか山の上のクリーニングステーションでマンタが泳いでいるせいか、若干マンタとの距離感があって残念でした。
でも、今回は残念ながらマンタさんは脇役となってしまうのです。なぜならこの子が登場しちゃったからね。
お腹にぽつぽつと黒点のあるコクテンフグちゃん。ほんとはこんなに膨れてないんだけど、岩陰に追い込んでちょっかいをだすと怒って水を吸い込んでぷーーーっと膨れちゃいます。
通常のサイズの時はかなり機敏で捕まえたりなんて出来ないんですが、大きくなっちゃうとものすごくノロノロと泳ぎだします。
だから、この通り。簡単に捕まえられちゃうのです。
ピンチを感じる→怒る→膨れる→遅くなる→遅いから捕まる→もっと怒る→膨れる→遅いから捕まる…という悪循環に陥ってどうしようもなくなるコクテンフグちゃんはとんでもなくかわいいのです。
あとは、コンニャクのようなダンゴオコゼを見つけたり、(写真中央あたりを拡大したら珊瑚の間に隠れています)
ミクロネシアではなかなか堪能できない地形を楽しんだり、
なんとも満足度の高いダイビングをさせていただきました。
今回、利用させていただいたのはシーベースカビラさん。比較的新しいダイビングセンターのようで設備がきれい、ボートもピカピカでした。
日本のダイビングは設備がすごいですね。ボートがでかい、トイレがついてる(しかもウォッシュレット付き)、シャワーまでついている…などなど。挙げればきりがないですが、どれもこれもミクロネシアでは見た事もないものばかりでした。そういえば、ランチ(タコライス&パイン)も美味かったし。
石垣島をまた訪れる機会があればまた利用させてもらいたいと思います。
食べ物の話は別枠でまとめて更新しようと思ったのですが、もうめんどくさいのでまとめます。ということで、いきなりですが石垣牛攻撃をさせていただきます。
(隊員のみなさんは閲覧注意)
石垣牛の焼き肉。
@炭火焼焼肉 金城(美崎店)
牧場直営の焼肉屋さん。上の盛り合わせで6000円ぐらいやったかな。
安価なハンバーグなどのサイドメニューも充実していてなかなかいい店でした。
石垣牛はかなりサシが入っていましたが不思議ともたれずぺろりと食べられました。
石垣牛のサーロイン。
@ステーキ&レストラン パポイヤ
石垣牛のテンダーロイン。
@ステーキ&レストラン パポイヤ
サーロインは200g、テンダーロインは180gで5000円ぐらいだったかな。
正直なところ焼肉の方が美味しかったです。もう1ランク肉の質をあげると違うのかもしれません。ただ、店長さん(?)がなかなか気の効く方で、サービスが充実していて気持ちのいい時間を過ごせました。
石垣牛の握り。
@あだん亭
島食材を使った居酒屋さん。店名になっている「あだん」の芽をつかったチャンプルーが美味しかったです。石垣牛の握りは2000円。まあ値段相応の味かな。
アグーの焼き餃子。
@ぎょうざ家心心
ダイビングで一緒になったおっさんが石垣でぎょうざ屋をしているとのことで訪れたんですが、思いの外おいしかったので石垣牛関係ないけど掲載しておきます。油をあまり感じさせないからっとしたぎょうざ。アグーの旨味がしっかりと閉じこもっていて「さんごマース(石垣の塩)」で食べると抜群です。
ミクロネシア連邦チューク州で小学校の教師をしていました。
現在は更新をストップしている跡地です。
キーワード
JICA JOCV 青年海外協力隊 小学校
ダイビング レック 沈船 ジュゴン ウミガメ
2012年8月29日水曜日
2012年8月22日水曜日
竹富島。(日本一時帰国)
実はこっそり日本に帰っていました。
語弊があるといけないので一応断っておくと、もちろん自腹で任国外旅行という扱いで日本に一時帰国していたのです。
一年数ヶ月ぶりの日本は別世界。何もかもが「新鮮」でどこにいっても小さな歓声をあげていたように思います。細かく言えばいろいろと更新したいことがあるのですが、今回は石垣を中心にまとめます。
南の島で生活をしていたのに、わざわざ日本に帰国してまで一週間の南の島巡り。いろんなひとから頭がおかしいんかといわれつつも満喫してきました。
日本にいたころは二ヶ月に一回ぐらいのペースで訪れていた沖縄。でもいつも本島ばかりだったんで、今回は思い切って石垣に行ってみたのです。
空港の中には「おーりとーり(ようこそ)」の看板が。
小さな空港だったのですが、日頃もっと小さな空港ばかりみているのでなんだか石垣空港ですら立派な空港に見えてくるから不思議。
宿にチェックインをして、そのまま竹富島へ。石垣港から10分の小さな島です。
今回はドリーム観光さんの船を利用しました。なかなか新しい船で安心感がありますね。
竹富島といえば水牛。水牛のなっちゃんに引っ張ってもらいながら集落をぐるっと一周します。(約三十分)それにしてもこんなに大きな車を引けるなんて水牛のパワーにびびります。
赤瓦が目立つ集落は沖縄古来の造りを守っており、住人間での伝統家屋を守るための取り組みがあるのだそうです。だからどこまで移動しても見渡す限りタイムスリップしたかのような昔の町並みが続きます。
水牛さんに引かれるがまま、たどり着いたのはあの有名な「安里屋ゆんた」の主人公である美女クヤマさんの生誕の地。水牛使いのおっちゃんが三線を引っ張りだしてきたかと思うと、八重山バージョンのオリジナル版の「安里屋ゆんた」と内地で知られている「新安里屋ゆんた」を立て続けに歌ってくれました。
水牛さんと別れを告げた後は、自転車を借りて西桟橋経由のカイジ浜へ。カイジ浜の砂浜をよくよく目を凝らしてみると星砂が見つかるので星砂浜とも呼ばれています。
お昼は竹富島で有名な「竹乃子」さんで八重山そばをいただきました。
島胡椒の「ピィヤーシ」とやらを口にした瞬間にふと思ったんですが、これってもしかしてポンペイのサカウ(フィジーとかでいうところのカヴァ)を作るときに使う胡椒と同じ胡椒じゃないでしょうか。分からんけども。他の隊員にも確認してもらおうと買って帰ろうと思ったのに買い忘れたのはここだけの内緒です。
文化遺産の島なんて言われるだけあって半日ステイしただけなのにも関わらずなかなか満喫させていただきました。もっと時間があるときに一泊民宿に泊まって桟橋からの夕日でも見にこようかなと思わせてくれる島でした。
次回は石垣本島のことを書く予定です。
語弊があるといけないので一応断っておくと、もちろん自腹で任国外旅行という扱いで日本に一時帰国していたのです。
一年数ヶ月ぶりの日本は別世界。何もかもが「新鮮」でどこにいっても小さな歓声をあげていたように思います。細かく言えばいろいろと更新したいことがあるのですが、今回は石垣を中心にまとめます。
南の島で生活をしていたのに、わざわざ日本に帰国してまで一週間の南の島巡り。いろんなひとから頭がおかしいんかといわれつつも満喫してきました。
日本にいたころは二ヶ月に一回ぐらいのペースで訪れていた沖縄。でもいつも本島ばかりだったんで、今回は思い切って石垣に行ってみたのです。
空港の中には「おーりとーり(ようこそ)」の看板が。
宿にチェックインをして、そのまま竹富島へ。石垣港から10分の小さな島です。
今回はドリーム観光さんの船を利用しました。なかなか新しい船で安心感がありますね。
竹富島といえば水牛。水牛のなっちゃんに引っ張ってもらいながら集落をぐるっと一周します。(約三十分)それにしてもこんなに大きな車を引けるなんて水牛のパワーにびびります。
赤瓦が目立つ集落は沖縄古来の造りを守っており、住人間での伝統家屋を守るための取り組みがあるのだそうです。だからどこまで移動しても見渡す限りタイムスリップしたかのような昔の町並みが続きます。
水牛さんに引かれるがまま、たどり着いたのはあの有名な「安里屋ゆんた」の主人公である美女クヤマさんの生誕の地。水牛使いのおっちゃんが三線を引っ張りだしてきたかと思うと、八重山バージョンのオリジナル版の「安里屋ゆんた」と内地で知られている「新安里屋ゆんた」を立て続けに歌ってくれました。
水牛さんと別れを告げた後は、自転車を借りて西桟橋経由のカイジ浜へ。カイジ浜の砂浜をよくよく目を凝らしてみると星砂が見つかるので星砂浜とも呼ばれています。
お昼は竹富島で有名な「竹乃子」さんで八重山そばをいただきました。
島胡椒の「ピィヤーシ」とやらを口にした瞬間にふと思ったんですが、これってもしかしてポンペイのサカウ(フィジーとかでいうところのカヴァ)を作るときに使う胡椒と同じ胡椒じゃないでしょうか。分からんけども。他の隊員にも確認してもらおうと買って帰ろうと思ったのに買い忘れたのはここだけの内緒です。
文化遺産の島なんて言われるだけあって半日ステイしただけなのにも関わらずなかなか満喫させていただきました。もっと時間があるときに一泊民宿に泊まって桟橋からの夕日でも見にこようかなと思わせてくれる島でした。
次回は石垣本島のことを書く予定です。
2012年8月2日木曜日
コスラエ大冒険。
コスラエ旅行の続き。
まずは海から。コスラエの海は透明度がバツグンでした。
沖縄の慶良間あたりで潜っていた時を思い出します。
ハードコーラルの上にぷらーっと泳いできたのはウミガメちゃん。
そんでもって、二日目のダイブで鼻水たれまくりのため耳抜きができず潜水をできなかった後輩隊員。無念の姿を下からパシャリ。
四州で最大級のコーラルを有しながらも、なぜか魚影が薄いと言われるコスラエですがエントリーしてすぐにバラクーダの群れに遭遇しました。
愛するハコフグちゃん。たぶんクロハコフグ(♂)です。
コスラエのダイビングは植物園を散歩しているようなイメージをしてもらうといいのではないかと思います。広大なコーラルが群生する植物だとすると、魚たちはそれの周りをまう蝶々か何か。あくまでメインの目標物はコーラルです。広大な動かない目標物を対象とするのでゆーったりとダイビングをできます。
次は、コスラエの巨石遺跡であるレラ遺跡。海の中に突如現れるポンペイの水上巨石遺跡であるナンマドール遺跡に対してこちらは森の中に突如現れます。森の中にある遺跡というより、ここまでくるともう森と融合してしまった遺跡と言った方が正確かな。
すぐ真横には息を呑むようなガジュマルの木。
一緒に写真を撮ると、自分たちがちっぽけに見えます。
スリーピングレディ。コスラエの象徴として現地の人からも愛されるこの景色。
山の稜線が女性の顔、胸、腹をつくっているのが分かるでしょうか?
ちょっと写真では分かりにくいかもしれないので、分かりやすくするために胸にしゃぶりついてみました。おっぱいうまうま。
コスラエ最大のガジュマルの木。
あまりにでかすぎてなんと木の中に入ることができます。コスラエは雨が多く、ほとんどずっと曇っているのですが、木の中を散策していると光が差し込んできました。
ガジュマルのでかさが分かる一枚。大きな石もそうですが、大きな木にも何か我々の理解を超えるものの存在を感じてしまうのは私が日本人だからでしょうか。
コスラエの固有種といわれる「カ(Ka)」の木。
木の根元にひろがっているのは根っこらしいです。むささびがびろーんと手をひろげたような根っこ。この木を削ってカヌーが造られるそうで、かなり強い木です。叩くと「ずーーーーーん!」と大地を揺らすような音がするのが特徴的。
こんなかわいらしい根っこも。
パンフレットに使われているらしいカの木があったので記念に一枚。
こうやってみるとジブリ作品にでてきそうな森に見えますね。
週末は隊員のステイ先にお邪魔して、今回の旅の目的の一つであったコスラエスープをいただきました。
コスラエでは、日曜日は完全な安息日。歩くことと教会に行くこと以外の活動をしてはいけないのだとか。昔、ステイ先の子どもとキャッチボールをしていた隊員が「日曜日だぞ!」と怒られたとかいう話もあるぐらいに徹底しているそうで、もちろんご飯を作ることも基本的には許されません。だから、そこで出てくるのがこのコスラエスープ。土曜の夜とか、日曜の早朝にこのコスラエスープを仕込んでおいて、日曜日はこれを食べて過ごすのだそうです。
ココナッツミルクに塩を入れ、ご飯をおかゆにした感じ。日によって違うけど、魚が入ったりチキンが入ったり、場合によってはロブスターが入ったりするそうな。
コスラエ旅行、振り返ってみると山あり海ありでいろいろ楽しめました。
住んでみればまたいろいろ大変なこともあるんだろうなーと思える土地でしたが、住人の生活レベルを見てみると思ったほど低くなく、むしろ私の任地と比べれば道沿いには立派な家が建ちならんでいるし、道も綺麗に舗装されているし、金があるなーと思うことの方が多々ありました。
おまけの一枚。
農業系のシニアボランティアさんのいたずら。
なかなかリアル。そして、おいしかったです。
まずは海から。コスラエの海は透明度がバツグンでした。
沖縄の慶良間あたりで潜っていた時を思い出します。
ハードコーラルの上にぷらーっと泳いできたのはウミガメちゃん。
そんでもって、二日目のダイブで鼻水たれまくりのため耳抜きができず潜水をできなかった後輩隊員。無念の姿を下からパシャリ。
四州で最大級のコーラルを有しながらも、なぜか魚影が薄いと言われるコスラエですがエントリーしてすぐにバラクーダの群れに遭遇しました。
愛するハコフグちゃん。たぶんクロハコフグ(♂)です。
コスラエのダイビングは植物園を散歩しているようなイメージをしてもらうといいのではないかと思います。広大なコーラルが群生する植物だとすると、魚たちはそれの周りをまう蝶々か何か。あくまでメインの目標物はコーラルです。広大な動かない目標物を対象とするのでゆーったりとダイビングをできます。
次は、コスラエの巨石遺跡であるレラ遺跡。海の中に突如現れるポンペイの水上巨石遺跡であるナンマドール遺跡に対してこちらは森の中に突如現れます。森の中にある遺跡というより、ここまでくるともう森と融合してしまった遺跡と言った方が正確かな。
すぐ真横には息を呑むようなガジュマルの木。
一緒に写真を撮ると、自分たちがちっぽけに見えます。
スリーピングレディ。コスラエの象徴として現地の人からも愛されるこの景色。
山の稜線が女性の顔、胸、腹をつくっているのが分かるでしょうか?
ちょっと写真では分かりにくいかもしれないので、分かりやすくするために胸にしゃぶりついてみました。おっぱいうまうま。
コスラエ最大のガジュマルの木。
あまりにでかすぎてなんと木の中に入ることができます。コスラエは雨が多く、ほとんどずっと曇っているのですが、木の中を散策していると光が差し込んできました。
ガジュマルのでかさが分かる一枚。大きな石もそうですが、大きな木にも何か我々の理解を超えるものの存在を感じてしまうのは私が日本人だからでしょうか。
コスラエの固有種といわれる「カ(Ka)」の木。
木の根元にひろがっているのは根っこらしいです。むささびがびろーんと手をひろげたような根っこ。この木を削ってカヌーが造られるそうで、かなり強い木です。叩くと「ずーーーーーん!」と大地を揺らすような音がするのが特徴的。
こんなかわいらしい根っこも。
パンフレットに使われているらしいカの木があったので記念に一枚。
こうやってみるとジブリ作品にでてきそうな森に見えますね。
週末は隊員のステイ先にお邪魔して、今回の旅の目的の一つであったコスラエスープをいただきました。
コスラエでは、日曜日は完全な安息日。歩くことと教会に行くこと以外の活動をしてはいけないのだとか。昔、ステイ先の子どもとキャッチボールをしていた隊員が「日曜日だぞ!」と怒られたとかいう話もあるぐらいに徹底しているそうで、もちろんご飯を作ることも基本的には許されません。だから、そこで出てくるのがこのコスラエスープ。土曜の夜とか、日曜の早朝にこのコスラエスープを仕込んでおいて、日曜日はこれを食べて過ごすのだそうです。
ココナッツミルクに塩を入れ、ご飯をおかゆにした感じ。日によって違うけど、魚が入ったりチキンが入ったり、場合によってはロブスターが入ったりするそうな。
コスラエ旅行、振り返ってみると山あり海ありでいろいろ楽しめました。
住んでみればまたいろいろ大変なこともあるんだろうなーと思える土地でしたが、住人の生活レベルを見てみると思ったほど低くなく、むしろ私の任地と比べれば道沿いには立派な家が建ちならんでいるし、道も綺麗に舗装されているし、金があるなーと思うことの方が多々ありました。
おまけの一枚。
農業系のシニアボランティアさんのいたずら。
なかなかリアル。そして、おいしかったです。
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