まずは海から。コスラエの海は透明度がバツグンでした。
沖縄の慶良間あたりで潜っていた時を思い出します。
ハードコーラルの上にぷらーっと泳いできたのはウミガメちゃん。
そんでもって、二日目のダイブで鼻水たれまくりのため耳抜きができず潜水をできなかった後輩隊員。無念の姿を下からパシャリ。
四州で最大級のコーラルを有しながらも、なぜか魚影が薄いと言われるコスラエですがエントリーしてすぐにバラクーダの群れに遭遇しました。
愛するハコフグちゃん。たぶんクロハコフグ(♂)です。
コスラエのダイビングは植物園を散歩しているようなイメージをしてもらうといいのではないかと思います。広大なコーラルが群生する植物だとすると、魚たちはそれの周りをまう蝶々か何か。あくまでメインの目標物はコーラルです。広大な動かない目標物を対象とするのでゆーったりとダイビングをできます。
次は、コスラエの巨石遺跡であるレラ遺跡。海の中に突如現れるポンペイの水上巨石遺跡であるナンマドール遺跡に対してこちらは森の中に突如現れます。森の中にある遺跡というより、ここまでくるともう森と融合してしまった遺跡と言った方が正確かな。
すぐ真横には息を呑むようなガジュマルの木。
一緒に写真を撮ると、自分たちがちっぽけに見えます。
スリーピングレディ。コスラエの象徴として現地の人からも愛されるこの景色。
山の稜線が女性の顔、胸、腹をつくっているのが分かるでしょうか?
ちょっと写真では分かりにくいかもしれないので、分かりやすくするために胸にしゃぶりついてみました。おっぱいうまうま。
コスラエ最大のガジュマルの木。
あまりにでかすぎてなんと木の中に入ることができます。コスラエは雨が多く、ほとんどずっと曇っているのですが、木の中を散策していると光が差し込んできました。
ガジュマルのでかさが分かる一枚。大きな石もそうですが、大きな木にも何か我々の理解を超えるものの存在を感じてしまうのは私が日本人だからでしょうか。
コスラエの固有種といわれる「カ(Ka)」の木。
木の根元にひろがっているのは根っこらしいです。むささびがびろーんと手をひろげたような根っこ。この木を削ってカヌーが造られるそうで、かなり強い木です。叩くと「ずーーーーーん!」と大地を揺らすような音がするのが特徴的。
こんなかわいらしい根っこも。
パンフレットに使われているらしいカの木があったので記念に一枚。
こうやってみるとジブリ作品にでてきそうな森に見えますね。
週末は隊員のステイ先にお邪魔して、今回の旅の目的の一つであったコスラエスープをいただきました。
コスラエでは、日曜日は完全な安息日。歩くことと教会に行くこと以外の活動をしてはいけないのだとか。昔、ステイ先の子どもとキャッチボールをしていた隊員が「日曜日だぞ!」と怒られたとかいう話もあるぐらいに徹底しているそうで、もちろんご飯を作ることも基本的には許されません。だから、そこで出てくるのがこのコスラエスープ。土曜の夜とか、日曜の早朝にこのコスラエスープを仕込んでおいて、日曜日はこれを食べて過ごすのだそうです。
ココナッツミルクに塩を入れ、ご飯をおかゆにした感じ。日によって違うけど、魚が入ったりチキンが入ったり、場合によってはロブスターが入ったりするそうな。
コスラエ旅行、振り返ってみると山あり海ありでいろいろ楽しめました。
住んでみればまたいろいろ大変なこともあるんだろうなーと思える土地でしたが、住人の生活レベルを見てみると思ったほど低くなく、むしろ私の任地と比べれば道沿いには立派な家が建ちならんでいるし、道も綺麗に舗装されているし、金があるなーと思うことの方が多々ありました。
おまけの一枚。
農業系のシニアボランティアさんのいたずら。
なかなかリアル。そして、おいしかったです。
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