ようやく、嵐が去りました。
今週一週間は大荒れに荒れたチューク州。赴任以来初めての台風(天気予報を見た訳じゃないので台風級の天気といっておこう)の襲来でした。
海に沿って道があるだけの小さな島なのでちょっと波がたつととんでもないことになるこんですね。波が立つ度に一瞬で水没する道路。日頃は鏡面の如く穏やかな環礁内の海がこの一週間は別の顔を見せていました。でも、そんな荒れ狂う海であえて遊ぶ子どもたちの多いこと。海に飛び込む飛び込む…。日頃、海に波が立つことなんてないので興奮してしまっているのでしょう。公式なデータは出ないだろうけど、この台風で何人か子どもが死んだんじゃないかな、と冷静に予想しています。
嵐の前の静けさみたいな言葉もありますが、南の島では嵐の前には突風が吹きます。嵐だけじゃなく、スコールの前には常に風が吹くのです。びゃーって風が吹いたらその後にはほぼ間違いなくザーっと雨が降るのです。
先週、学校で授業を終えて、街に向かっていたら正面からすごい風が。自転車が全く前に進まないぐらいの突風。
「パラグライダーは向かい風で飛ぶ!」
なんて言う人もいますが、僕は断然追い風が好きです。人生楽してなんぼ。なんでわざわざ苦労して風に逆らう必要があるのでしょうか。そもそも僕は高所恐怖症ですので、高く飛ぶことよりも楽に地面を歩く方に興味があるのです…。なんてことを考えていたら頭の上からバケツをひっくり返したような雨。そう、この瞬間が嵐の始まりだったのです。
嵐のときはヤシの木の下を通っては行けません。
上からヤシの実爆弾が落ちてくるからね。
水が氾濫した道はもう川のよう。
パンツの中まで濡らして土砂降りの雨の中を向かい風に突っ込んでいったのに、1ミリも空を飛べなかったよ。
飛べない豚はただの豚。
A pig doesn't fly is nothing but the grounded pork.
さて、減量でもしましょうかね。
そういえば、気づかれている方もいるかもしれませんがこのサイトのタイトル画像と背景を変えました。ずっと沖縄の座喜味城跡の写真をタイトル画像にしていたのですが、いい加減チュークのものに変えようと思いJEEP島の半水中写真に、背景はヤシの木からチュークの珊瑚に変えました。ぜひ、スマートフォンからだけではなくPCからもご覧ください。(スマートフォンからでもPC表示にしたら見れますけどね。)
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