第一印象。

寝起きに耳にするのが近所の子どもの父親がマリファナの吸い過ぎで母親をバットでたこ殴りにして半殺しにしたという話だったりしますが元気に過ごしています。

約一週間が経ちましたがなかなかすごい場所です。アウトローな生活をしていたら気づいたら極限までアウトローな土地に来てしまいました。およそ法というものがどこに存在しているのか分かりません。普通にマリファナ吸ってる人はいるし、路上で酔っぱらいが殴り合っていたりします。リアルストリートファイター。空手と柔道ができると言うと、近所で一目置かれるようになり右足は｢ヘブン｣、左足は｢ホスピタル｣と呼ばれるようになりました。

先輩隊員から｢ペンとか私物がどんどんなくなるよ｣と心配されていましたが、日本からペンを持ってきわすれたボクは現地の人のペンをむしろ借りて生活していますし、｢シャンプーとかリンスも使われちゃうからすぐなくなるよ｣って言われたけど、そもそもシャンプーもリンスも日本から持ってきてないからこれまたホームステイ先のやつを勝手に使っているので問題ないです。また、一番心配していた｢治安が悪いから六時以降は家の外に出れず、部屋にこもって寝る以外に他に方法がない｣という話も、毎晩十二時から一時ぐらいまで家の外で近所の住民や子どもと楽しく語らっている自分には無縁の話でした。夜にウクレレやら三線やらを弾いて歌を歌っていたら自然にいっぱい人が集まってくるので話し相手には困らない画期的なシステムです。

治安が悪いと言われるチュークですが住民は（仲のいい人に対しては）基本的にフレンドリーだし情に厚いです。だから友達になりさえすればここは楽園。ちなみにチューク語がちょっとしゃべれたらすぐ友達になれます。

日本的な考えを持ち込もうとしたら発狂しそうになるけど、ここは日本じゃないしそんなことをしに来た訳じゃなし。

｢郷に入りては郷に従え｣｢柳の木は折れない｣とはよく言ったものですね。

ゲレーレ！シュパップチュ！（ばいばーい、ほいじゃまた）

ネタには尽きない生活なので、なるべくこまめに更新します。