今日は久しぶりに現地の先生が質問に来てくれました。
「授業で分数の約分の仕方を教えたいんやけど…約分ってどうやるんやっけ?」
おお!私が表現したいのはここチュークの算数のレベルの低さじゃないんです。約分が分からなくてもいいじゃない。彼は知ろうとしているんですから。
「もっかい学校にもどって勉強しなおしたいよー。」
なんてことを恥ずかしがらずに言える彼は分かっている振りをしてウソを教える先生よりいい先生です。
タイトルにあるチュークの通信事情ってやつですが最近テレコムさんがトラブル続きでネットワーク障害が頻繁に起こっています。
でも今回はそんなことを書きたいのではないのです。
私が日本にいたときに気になっていたけど探しても見つからなかった情報(ミクロネシアの通信サービスで出来ることの限界)をここにまとめておきます。
電話はあるの?
あります。停電中でも電話だけはつながります。
気になる電話代ですが州内通話は固定電話から固定電話だと無料、国際電話でも安い時間を狙えば日本まで2分で1ドル程度と案外安い。
インターネットは?
あります。接続方法は三通り。
一つ目、ダイアルアップを使う方法。
今ではあまり主流ではなくなっていますが、一応まだ存在しています。電話回線をつかって接続するので最近のパソコンの場合は電話線の差し込み口がないので別にアダプター(モデム)を買う必要があります。日本で入手可能ですが需要があまりないため高価なので個人的にはわざわざ買ってくる必要はないかと思います。利用料金は従量課金。使えば使うほど金がかかります。
二つ目、公衆wifiを使う方法。
主要施設(空港、ホテル、テレコムなど)の周りにはホットスポットがあります。これを拾えばインターネットを使用可能。利用料金は従量課金。事前に専用のプリペイドカードを買い、登録をすると残高がなくなるまでどのホットスポットも使えます。
最後はADSLを申し込む方法。
ちょっと手続きはややこしいですが、可能であるならこの方法をおすすめします。固定電話回線が必要なのでホームステイの場合はステイ先の許可が必要です。また使用するモデムは取り寄せなので遅い場合は二ヶ月ぐらいかかります。初期費用が26ドルぐらいかかりますが、利用料金は定額制で月額33ドルです。ADSLですのでダイアルアップよりは早いですが、日本の15年前ぐらいの通信速度やと思ってもらえば大きく違わないです。
インターネットで何ができる?
普通のインターネットをする分には表示が遅いですが問題ないです。YouTubeなどはダウンロードしてからなら視聴可能。ダウンロードに関しては数百MBが限度だと思ってください。数百MB落とすだけでも十時間近くかかることもざらです。過去最大で1.5GBを落としましたが二日かかりました。skypeは利用可能。調子がよければカクカクはしますがビデオチャットも可能。アップロードに関しては5分程度の動画であれば多少の画質を犠牲にすればアップできるでしょう。但し、アップロード中は他のインターネットが使えなくなります。
携帯電話について。
こちらが今回の記事の目玉。なんとミクロネシアの携帯電話でインターネット接続ができるようになりました。つまり停電中でもwifi環境がなくてもメールやネットができるわけです。メールを送受信(画像とかはなし)して2セントほどしかかかりません。但し、使える言語は端末依存なので国内で手にはいる携帯電話ではほとんどのサイトが表示できません。もちろんメールも然り。その為、USアマゾンなどを使ってsimフリーのAndroid端末を買う必要がありますがこれさえ手に入れたら速度は遅いですが日本の携帯電話とさほど変わらぬ使い方が出来るようになりますよ。
以上現行及び後輩ミクロ隊員にちょっと役立つミクロネシア通信事情講座でした。
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