2011年10月28日金曜日

協力隊の派遣前準備。(持ち物編)


たまには実用的なコラムをあげとこかな。

協力隊の試験をパスしたから、今から任国への移動のための準備をそろそろはじめるぞって人のための用意した方がいいものリスト。任国によって違いはあるとは思いますが、私の経験からまとめておきます。

私たちの隊次から支給されなくなりましたが必須です。私はオロナイン軟膏しかもってこなかったので失敗しました。持って行くべき薬の種類などについては訓練所で指示されるので従うといいでしょう。個人的に一番重宝しているのはビオフェルミンです。これがないともう生活できません。あと、ビタミン剤などのサプリメントをお忘れ無く。国によっては野菜が摂取できない国も少なくありません。(特に大洋州)

下着
日本のは安いしハイクオリティー。めっちゃでかくてゴムも買った瞬間からびよーんってなってるパンツをいつも店で見ていたら日本のパンツがめっちゃかっこいいものに見えてきます。日本のパンツのかっこよさったらとんでもありませんよ。あまりに興奮しちゃって鼻に押しつけて匂いをかぎたくなるレベル。とりあえず十枚以上は持って行きましょう。洗濯事情も国によって違うと思いますが、日本ほど整っている国はないとおもいますので、生地の痛みもやっぱり早いです。ちなみに私のパンツは既に脱がなくてもトイレにいけるんじゃないのってぐらい穴が空いていますがまだ一応まだはいています。

衣服
上とほぼ同じ理由で重要。ただ、あまり目立った格好は避けましょう。いろんな意味で狙われます。丈夫な素材で地味なもの。ユニクロとかでおとなしめのやつ買ったらええんじゃないでしょうか。おしゃれをしにわざわざ途上国に行くわけじゃないですから、出国時点でもうおしゃれな生活は諦めた方がいいです。海があるエリアなら水着も用意しとこう。

上に同じ。スニーカーみたいなんと一緒にスリッパ系ももっていっときましょう。クロックスでいいかもね。あと登山用の靴とかあると便利ですよ。

雨具
傘よりカッパの方が私はおすすめ。ただ、だんだん雨ぐらい気にならなくなりますので私なんかはずぶ濡れになって機嫌良く歩いていたりします。まぁシャワーみたいなもんですね。その場合は自分の荷物に気をつけて。雨具ではないですが、私は防水カバンを利用しています。

散髪用のはさみ
すきばさみは特にあったら重宝しますね。散髪を隊員同士ですることは少なくないので。

文房具
迷わず持って行きましょう。ペンとかノリとかの消耗品はきりがないから諦めるとしても、ホチキスとかシャーペンとか中身が詰め替えられるものは持って行きましょう。性能が全く違います。あとファイル類も荷物にスペースがあれば持っていった方が吉。現地調達すると、すぐに壊れます。あと、意外なところでノートは買っていった方がいいです。あと、ぱくられることを想定に入れておきましょう。全部最低でも2〜3セットはあった方がいいんじゃないですか?日本で買えばそんな高くないやろうし、二年後もしなくなってなかったら職場とか現地の友達とかにあげて帰っても喜ばれるでしょう。

カメラ
せっかくの貴重な二年間ですので、写真も撮っときましょう。雨やら砂埃でよく壊れますので持ってくるときは二個は持ってきておきたいところ。まあ予備機としては昔使ってたやつとかを持ってきてたらいいかもしれません。

パソコン
必須。現地の受け入れ先にもしパソコンがあったとしても、フェイスブックに支配されているかもしれませんので、自分のやつを持って行きましょう。電気環境が日本ほどよくないことが多いと思われますので、バッテリーは予備を買っていくか容量の大きいものを買うことをオススメします。現地の居住先がホームステイの場合で家にインターネットを引かせてもらおうと思っているなら日本で自分がもう使わなくなったPCとかも合わせて持って行っておくといいと思います。「ちょっと私もつかっていい?」って言われた時に断るのはすごく気をつかいます。ステイ先にPCをあげてしまえば自分のパソコンをシェアする必要もなくなりますからね。

記録メディア
DVD-Rを50枚とかセットになってるやつを日本から持ってきてたらよかったとすごく後悔しています。あとは、USBフラッシュメモリは余裕をもって2個ぐらい持ってきてたほうがいいんじゃないでしょうか。

ハードディスク
記録メディアにいれてまうか迷ったけど別枠にしときます。250〜500GBぐらいのハードディスクなら安くでもう売ってるから2個は持ってきて常にダブルでバックアップはしておきたいところ。私は動画を作りたかったので1テラを2個と500GBを2個持ってきました。

Wi-Fi受信でき、なおかつメール管理をできる端末
iPadとかiPhone(白ロム)とかiPod touchとか。あるいはアンドロイド端末(白ロム)とかでもいけるでしょう。うちの国では有料で従量制のWi-Fiや、ホテルには専用のWi-Fiが飛んでいたりするので、これらの端末があればメール管理がものすごく楽になります。家にネットを引く場合も、無線ルーターを買うだけで、これらが使えるようになってすごく便利になります。Skype系のアプリをダウンロードすれば、そのまま電話として使えるようになり国外への通話料も大幅に抑えられます。また、辞書系のアプリも日本にいる間に一つダウンロードしておくことをおすすめします。通信環境によっては任国では重すぎてダウンロードできないかもしれません。あと読書系アプリ(青空文庫を読み込めるやつ)を入れとけば二年間では読み切れない量の文庫本データを任国に持って行けます。

懐中電灯
これはほんまにほんまに必須。なかったら夜はトイレもいけません。ちょっとええやつを買うのをおすすめします。ちなみに私はダイビング用のやつを使っているのでめっちゃ明るいです。この前なんて間違って洗濯機にかけてしまったんですが、問題なく今でも使えています。さすがダイビング仕様!

予備電源
まずはエネループ。充電式の乾電池は本当に重宝します。単三と単四と10本以上づつ持ってきましたが常にフル稼働しています。あと、上のiPadやiPhoneに合わせてエネループモバイルブースターを買っておくことを強くオススメしますね。モバイルブースターは容量が大きくて二口USBがついている方を強くオススメ。


密封できる袋(ジップロックの類)と乾燥剤
湿度が日本と違いますので、いろんなものに支障があります。電化製品を閉じ込めるのに使ったり、革製品を閉じ込めるのに使ったりします。革製品に至っては使わずに三日も放置してたらカビが生えました。ジップロックなどは結構売ってるとおもうんですが、すぐに破れるので日本から持って行った方が得策だと思います。乾燥剤に関しては現地で買うお菓子などの中に入ってるヤツを溜めておけば使い回しできます。私の場合はダイビングをするので、カメラのハウジングの中に乾燥剤を必ずいれないといけないんですが、いつもお菓子の中に入ってる乾燥剤を使い回しています。お菓子の乾燥剤の再利用は結構便利な豆知識です。

蚊取り線香(電池式)
停電の時も電池式なら問題なし。薬局でもなかなかこれは売っていないので探すのはちょっと苦労するかもしれません。アウトドアショップとかなら売ってるかな?ちなみに私が買ったのはコレです。



時々無性に使いたくなります。もうスプーンとフォークは嫌!手で食べるのも嫌!!ってなった時のためにかさばらないしスーツケースの隅っこに忍ばせておきましょう。

趣味の何か
例えば楽器。音楽は世界共通言語です。これを機に昔あきらめた楽器でももっていくと帰ってきたら達人になっているかもしれません。釣りが好きなら釣り具をもっていけばいいし、サッカーが好きならサッカーボールを持って行きましょう。持てあました時間を有効に使う意味でも、ストレスマネージメントとしても大切ですね。

思い出の品
せつなくなったときの偶像崇拝です。

メガネ
一番大事です。メガネ屋があるかどうか分からないし技術力も分からないので日本で何本か作っていきましょう。私はちなみに10本もってきました。日差しが強いのでサングラスも持って行きましょう。

まあ、色々書きましたが何ももっていかずにガンジーのような生活をするのもまた一興。

ただ、リチウム電池は空便では送れないので最初から持って行くことを強くオススメします。船便やと数ヶ月は覚悟しなあかんので、後悔先に立たず。
ちなみにパソコン、充電池、モバイルブースター、iPad、iPod touch、カメラ、携帯ゲーム機…とかは全部空便は不可能なので、そこらへん念入りに事前に検討した方がいいです。

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