2011年12月12日月曜日

カリンの悲劇。

病院から帰ると夜も遅いにもかかわらず家にはまだわんさか人が集まっていました。どうやら式場設営は無事に終了したみたいです。

いつも通り、〝カリーーーーン!〟と名前を呼ぶと。
ミャーーと言いながらどこからともなく現れたカリン様(猫の名前です)。

身体も顔も真っ白のペンキまみれ。
ふつふつと怒りがこみ上げてきます。

そういえば昼頃に帰ってきた時には家のペンキの塗り替えが終わってなかったので若者が数人で協力して取りかかっていたのです。頭にべたり、そして身体になんてべっちゃり。どう考えても誰かにベタってされへんかったら汚れないようなペンキの付き方なんです。

カリンは子猫の時からずっと大事に大事にしてきたので、今では完全に人間に心を許していたんです。動物がゴミ(あるいは食料)のように扱われるこのチュークでは珍しいんですよ、この状況。名前を呼ばれたらどこにおっても駆けつけてくるんです。猫のくせに犬みたいな懐きっぷり。最初は私にしか寄ってこなかったのですが、近所の子どもにも動物に石を投げないようにせっせと教えると同時に、べたべたに懐いているカリンを通じて動物は愛情を注いだらその分懐いて返ってくるんだよっていう様子を具体的に見せていると、徐々に近所の子どもたちの動物に対する反応も変わってきていたんです。ほんで、つい最近は子どもが来ても逃げないようになってたんですよ。それどころか子どもにも甘えるようになって、それが嬉しいのか子どもたちもカリンのことを大事にしてくれるようになってたんです。

そんな矢先。

もうもはや家に手伝いに来てる人数が多すぎて誰が何をしたのかも分かりませんし、もしかしたらカリンが自分でペンキのところにぶつかったのかもしれませんけど。日頃のカリンの行動からして、綺麗好きなので自分からペンキべたべたになることはないと思うんですよね。もしペンキがつくとしてもちょろっだけやと思うんです。ちょっとでも付いたら多分嫌がってもうそこには近づかないと思うんですね。だから、ペンキ塗ってる人のところに甘えてすり寄っていったらハケを振られてべちゃっと追い払われたって可能性が濃厚だと思うんですけどね…。

猫は毛繕いを舐めてするので、ペンキをぺろぺろと舐めたら大変だと思い、大慌てでせっせとシャンプーを持ってきて洗おうとしたんですが怒る怒る…。
自分の穿いていたズボンをペンキでどろどろにしながらもカリンをホールドしてシャンプーでちょこちょこ洗ったのですが、すすぎの水がどうやらものすごく恐いのでしょう、最終的にはひっかかれまくって私のズボンの上からじょじょじょじょじょーっとオシッコをぶっかけた上で、そそくさと逃げられてしまいました。

パパスの容態を具体的に聞けて、少し気分が楽になって帰宅したのになぁ…。
さすがに少し気分が悪いですね。

とりあえず明日はマサオナカヤマ氏の葬式。授業が終わったらすぐに早退して遺骨が到着するのを待つ予定です。

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