雨が降っていたら歩いてすぐの学校まで車で送ってくれるし、帰りも「歩いてかえれるか?迎えにいこうか?」と電話がかかってくるぐらいです。極めつけはピクニックで帰りが少し遅くなったときなんてパパが警察に電話をしてくれて捜索をしてくれていましたし、いつでもどんなときでも家の中にあるものは好きなものを好きなだけ食べていいと言われています。だからとんでもなく大事にされている訳です。
ママの態度が変わってきたと書きましたが、それも過干渉な母親をイメージしてもらったらいいと思います。学校に行こうとしたら、「タオルは持ったか」「ペットボトルに飲み物を持っていきなさい」なんていいながら次々に準備して渡してくれますし、学校から帰ってきたら洗濯と部屋の掃除をしてくれています。まるでホテル。それにプラスして、最近はチューク人としての躾が入ってきたというわけで、本当に息子として扱われているんだと思います。ご飯の時にフォークを使って食べていたら「手で食べなさい」と怒られるし、頭の毛をそのままにしてお出かけをしようとしたら、「ちょんまげにして行きなさい」と怒られます。そのたびにペシペシと叩かれます(体罰的なのではなく、軽く頭とか肩を叩いてきます)。このペシペシもイライラの原因だったのですが、パパとママの実の息子つまり僕のホスト兄弟に対してもママが叩きまくってるのを見てこれは母と息子のコミュニケーションなのかと理解してからはストレスを感じなくなりました。まあこの家の人から見て、ほんまに子どもとして受け入れられたということなんでしょう。
ただ、ちょっと受け入れがたいのは最近ママが「日本のお母さんにゆうて○○送ってもらって!」みたいなことを言うようになったことですね。最初は自分の方から味噌とそばをオカンにたのんで送ってもらったんですが味をしめちゃったみたいです。チャンスがあればいろんなもんをくれと言うようになってしまったのがとても残念です。自分から何かを人にあげるのと、くれといわれてあげるのは気持ち的に天と地の差があると思うのです。全て丁重に断っていますけどね。お父さんが「人にものをねだってはいけない」という考えなので、息子も親戚も全然その手のことを言わないので、あまりにお母さんのおねだりが続くようなら今度一度バシっと言うつもりです。まあそもそも人にものを要求するのはチューク人の基本姿勢なのでお母さんが正常で、うちの家が異常なんですけどね。まあやっぱり超絶恵まれているわけです。
チューク語に関しても少し分かるようになってきてストレスだと言いましたが、昨日JICAの調整員と話していたらミクロネシアには現地語の先生と呼べるような先生がいないので、そもそもチューク語が勉強できる環境にある自分は幸せなようです。
そもそもチューク語を聞き取れることは嫌なことを耳にすることももちろんあるけど、ほとんどみんながチューク語で会話しているこの国で一切のチューク語を切り捨てたらほとんどの現地人の会話が聞き取れないので、よりストレスを感じるのは明らかですしね。
自分にチューク語を教えてくれている先生はチューク人とは思えないぐらい真面目ですごい量のチューク語の資料(しかも全て手書き!)を用意してくれますし、なにより小学校で子どもにチューク語を教えている先生なので説明がものすごい上手です。また、家に帰ればパパもチューク語のレッスンをしてくれます、コンチで働いていただけあって語学に強いのですごく噛み砕いて説明してくれます。またうちの近所は比較的平和なエリアなので子どもと遊ぶことができるから、チューク語しかしゃべれない子どもと遊ぶのもいい練習の場になっています。ほら、やっぱり超絶恵まれているわけです。
しんどくなってきた時はほんとに全てのことがいやにみえちゃいます。
幸せすらも疎ましくなるのです。
日本にいたときに、ストレスなんて何一つない恵まれた生活をしていた自分がストレスフリーストレスを感じていたように。どうやら自分はこのチュークで幸せストレスを感じていたようです。
うんこうだいのうんは「運」!
基本、何もかもがフィクションの様にうまくいきます。
最近自分がとてつもなく強いことに気づきました。
いろんな意味で自分は強いです。
職場でもステイ先でも日本でもチュークでも。
したいことをしたいようにしている自分は強い。
そして、それをサポートしてもらえる自分は強い。
強さの理由はコミュ力ですね。
語学力なんてたいしたことないけどコミュ力さえあれば友達は作れます。
友達さえいっぱいいればどこでも人は強いのです。
そして今回のストレスはその副作用だった訳です。短期間で多くの人間と密な関係を築きすぎたのです。
やっぱり強いのです。自分は強い。
でも、自分の力じゃないのです。
みんなのおかげで自分は強い。
自分を驕らず、感謝の気持ちを忘れず、存分に大暴れしたいと思います。
ジャイワーーーーーーーーーック!
ポチャックチャーーーーーーック!
(ベリーベリーベリーベリーベリーストローーーーーング!)
と自分で自分を盛り上げてスランプを切り抜けるの術。
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