うちのクラスは教科書がない!
低学年の子どもには英語は通じない!
だいいち英語での教え方もよくわかってない!
いや、むしろ日本語でも2、3年生に教えたこととかない!
あ、そもそも小学校の教員経験ない!
それなのに、現地語でしかしゃべれない!
そして、この世界にチューク語で書かれた算数の教科書なんて存在していない!
ない!ない!ない!ない!ない!
それでもここには学校があるし、教育をしている訳だから普通に考えたら何か教えるためのプリントなり、教科書みたいなものなり、それがなかったとしても算数のその土地の教え方みたいなのはありそうなものですがここには一切が存在していないのです。(去年まで何をしていたの?なんてのは愚問。)
誰も知らないこと誰もしていなかったことをする訳ですね。
これぞまさに文字通りの前人未踏、空前絶後。
とりあえずいろいろ考えた末、現地語の学習プリントを作ってみた。
理由は、大きく5つ。
1 授業が30分しかないから。
(ただでさえ現地語が分からずまごつくので、30分なんてすぐに過ぎてしまいます。)
2 子どもはノートを取るのに慣れていないから。
(そもそもノートは一冊しかないからぐちゃぐちゃ。教科を分けて書くという発想そのものがない。)
3 二年後には自分の使った教材を学校に残していくことが出来るから。
(二年後自分が何も具体物を残さずに帰ったらすぐに元に戻ることが容易に予想される。)
4 授業っていうのはこうやって準備をしてから教室にいくもんなんだよ!っていう現地教員への無言のアピール。
(現地教員はほとんどが授業準備らしいことをしていません。)
5 暇だから。
(結構こういうのが好きなんです。)
目標は一日一枚。
誰もが使いやすいものにする。
毎回のプリントの目的(めあて)が明確なものをつくる。
余力のあるかぎり、どうやってこのプリントを使って教えるのか(教えたのか)を記録として残す。
ないものだらけのこの島で、ないものを数えたらキリがないので。
「ないもの」=「つくれるもの」と脳内変換して、この2年間でつくれる限りつくってやろうと思います。
この島にはつくれるものが溢れかえっています!
つくれるものだらけの島!
創造欲を駆り立てるなんていい響き!
おまけの写真は、今日のランチ。
学校を歩いていたら次々に子どもが何かをくれます。
今日の一番はゆで卵!!!(ラーメンの中に入っています)
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