勉強なんてだいっきらい!絶対にしないもんっ!
って困らせている子どもは実は突然分からなくなった算数に戸惑ってるだけかもしれないし、前日にママに怒られたただの腹いせかもしれません。
口から出てきたものの数秒で流れていってしまう言葉って言うのは当の本人の感情の発露であって、そんな儚いモノを相手にこっちの感情をいちいち揺さぶられてたらどうしようもないでしょ。大抵が口から出てきている言葉なんてものは意味がないものやと思うんです。時々研ぎ澄まされた宝石みたいなんが出てくることもありますが、ほとんどの場合はガムの味がしなくなったカスみたいなもんですよ。だから理由を考えたらだいたいは許せちゃったりします。
しかし、私はいま〝悲しい〟に近い感情を抱いています。
日頃からあんまり言葉を受け止めないようにしていることは私にとって実にいいストレスマネージメントなんですが、時々これが裏目に出ます。それが例えば日曜日の一件(過去記事:腹の虫の居所が悪い。)みたいな時なんですね。
現地人の発言を耳にした瞬間にもう完全にげんなりしてしまったんです。耳に入ってくる言葉より、その人の腹の中のほうが余計に最悪な場合の典型ですね。
じゃあ彼の発言はなんやったか。その裏を返したところで、
「めんどくさい」「車が汚れるのが嫌」「もう金もらったしどうでもいい」「チュークに家あるねんから自分でどうにかできるやろ」「常連客やしせっせとサービスする必要ないやろ」
こんなところに集約されると思います。結局彼もこっちが足がないと動けないことをよく分かっています。でもその上で彼のめんどくさいっていう自分の都合の方が勝っているのです。表面上の言葉よりその腹の中の方がもっと黒い。
これが普通の旅行でちょろっと来ている日本人で空港まで送らなあかんとかやったら多分送っていくと思うんです。文句も言わずね。少なくとも明らかにどうしようもないところで降ろそうなんてしないでしょ。相手はこっちを知っている、知っているからできる手の抜き方なんですね。これって最悪でしょ。知ってる相手になればなるほどだんだん甘えて手は抜きたくなってくるのが人の性。でも商売してるなら絶対に客に甘えたらアカンと思うんです。
もはや「怒るに値しない」サービス。
チュークに住んでる一人としてはただただ悲しいです。
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