学校のピクニックでうちの学校の先生が二人酒を飲んでいたそうな。
(まあここまでは学校行事ではありますが、この国としては一応黙認範囲で奇声をあげたりモノを壊したり人を殴ったり人を殺したりしない限り特に問題はありません。)
(逆に言えば、この国では酒を飲んだ人は、奇声をあげたりモノを壊したり人を殴ったり時には人を殺したりするのです。)
(といっても、旅行者が被害にあったりというケースはないので現地人同士の問題ですのでご安心を。)
注釈が長くなりました、すいません。
こともあろうに、その先生方は生徒にも飲ませたそうです。
結果、保護者からのコンプレインがあがりましてその先生たちは学校を辞めたようです。
あかん、しょうもなすぎるぞ。うちの学校。
あと二週間ほどで今年度も終わり、夏休みになるっていうのに。
こんなタイミングで先生がおらんくなる子どもの身にもなって欲しいものです。
と、イライラしていた先週の初めでしたが、週の終わりに感動する張り紙が。
チューク語ですので、翻訳すると。
「フェイスブックは使えません。もしつかいたかったら金を払ってください。値段は30分で5ドルです。ご理解していただきましてありがとうございます。」
日本で、フェイスブックやらミクシーやらを仕事中に使っていたら普通は怒られますよね。こっそり使ってる奴はいるかもしらんけど、堂々と使っていたら下手すりゃクビですよね。
でも、この国の人は暇があったらフェイスブックをしています。
というか、特に大きな仕事もしないので、実質ずっとフェイスブックしているわけです。
別に、仕事のために学校のサイトを立ち上げるためにフェイスブックを使っている訳でも、保護者とのコミュニケーションの為にフェイスブックを利用してるなんて高度な話でもなんでもなく、フェイスブックの使い方をちゃんと知らないのでチャットや写真の共有をしているだけで勤務時間がだらだらと過ぎていくなんてことも少なくありません。
インターネットやSNSの全てが害であると言うつもりもないし、利用方法さえ誤らなければむしろ学校教育においてインターネットの担う部分はかなり大きいと私は思うのですが、少なくともこの国の場合、インターネットは百害あって一利なしでした。
事実、これまでにも何度となく校長や副校長に〝インターネットの使い方についてのアナウンスをするべきだ〟ということを伝えてきていたのですが、これまでは校長や副校長も結局フェイスブックをご機嫌でしまくっていたのであまり効果がなかったのです。
でも、パソコンデスクの上にこんな張り紙が気づいたら用意されていたのです。そういえば事実ここ数日パソコンの修理が終わったにもかかわらずべったりと張り付きでフェイスブックをしている職員を見ないなと思っていたんです。
校長室に飛び込み、「いいねあの張り紙!私はすっごく好きだよ。この一点に関して言うとうちの学校は今チューク、いやミクロネシア内でナンバー1だと言えると思うよ。」なんてべた褒めをすると校長がやたらとうれしそうな顔をしていました。
まったく悪びれずにみんなやってたけど、実は内心でやっぱりあかんことやってことには気づいてくれてたんだな。
先生を二人失いましたが、うちの学校は全然別の場所で一歩前進していたようです。
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