JEEP島なう。
土曜日にツイートしたんですが、このしょうもないツイートの凄さが分かった人はすんごいJEEP通です。
JEEP島にはインフラの類は基本ありません。(正確には必要ありません。)
もちろんインターネットもないし、電気も限られた時間にジェネレーターを稼働するだけです。(デジカメの充電などはこの時に出来るので問題ありません。)
日本からくるツーリストにはこの何もなさ。まさにステレオタイプな無人島っぷりがたまらないのだとか。
もちろん、日本の携帯電話も使えません。
そんなジープ島でのツイート。
現地携帯を持っていて、しかも日本語対応させており、それがインターネットができるようにいじくっている人だけが許されるという、超限定された裏技です。
だから何って話ですけどね。
もともとジープ島には三食がついています。到着日の夕食、翌日の朝食、昼食の三食付き。だから、インフラのない小さな島で生活をしていてもなんのストレスも感じることなく生活できる訳です。
しかしっ!今回はオーナーである吉田さんの粋な企画。
「チューク在住日本人(つまり協力隊)に吉ギューを食わせる作戦」
のために、到着日の昼食、夕食、翌日の朝食、昼食の四食がついていたのです。
そう、到着日の昼食は協力隊用スペシャルメニュー。
着いて早々に持ってこられたのは牛皿。
さらに間をあけずに立て続けで牛丼(大盛)が。
ご飯に乗っけて、牛丼をつくり。牛皿をおかずに牛丼を食べるという贅沢っぷり。
日本ではジャンクなファーストフードの吉牛も日本を離れてながらく食べていないと極上の一品になってしまうから不思議です。この前マニラに行った時に立ち寄ったマニラの吉牛は味が若干ローカライズされてしまっていてなんだか残念だったのですが今回の吉牛は日本から直輸入しているのでモノホンです。
牛丼に感動し、空を見上げるとなんとダブルレインボーが。(写真では分かりにくいですが、比較的はっきり見える虹の右側にうっすらと虹が見えています。)
ダブルレインボーはすぐに消えてしまったんですが、残った一本の虹がどんどん伸びて、島をぐるっと包み込んでしまいました。
シングルレインボー。
ビーチでウクレレを弾きながら夕日が沈むのを眺めて、
夕日が完全に沈んだら、夕食です。今夜のメニューはハンバーグカレー。
用意されたハンバーグにはウェルカムtoジープの文字が。
ジープの夜は長いです。
10時になるとジェネレーターを落とすので電気が消えて真っ暗になるんですが、電気に代わって満天の星空が広がりまさに天然のプラネタリウムがはじまります。
しかも、ジープには蚊がいないので、ビーチに掛け布団をもっていってそのまま寝れるのです。
たまたまジープに泊まりにきていた日本人がいたので、その人たちもさそってビーチで修学旅行スタイルに頭を並べます。真ん中に頭を寄せ集めてたわいもない話に盛り上がっていると、気づいた時には唯一の光源であった月も既に沈んでしまっていました。
真っ暗の中、そういえば花火をもってきていたことを思い出したのは夜中の一時を過ぎたころ。(ちなみに飛行機に花火を持ち込むことはできませんので日本からの旅行者の人は間違って持ち込まないように気をつけてください。ちなみに今回の花火はこの前のクリスマス時期にたまたまチュークで花火がうっていたのを先輩隊員が買いだめていたものです。)
花火で文字を書こうということになり、シャッター速度を1秒にしてチャレンジ。
まずはJeep(eは使い回し)
お次はChuuk(uは使い回し)
kの難易度は半端なかったです。結局興奮が冷めやまずそのあと夜中の四時ぐらいまでだらだらと語っていました。
ビーチで寝ているので太陽が上がってくると自然にじりじりと焼かれて目が覚めます。
おはようございます。
朝は元気にチューク体操。寝不足なんかふっとびます。
TKK(チュークのことを航空会社はこう表現します)
ジープに宿泊してたお客さんも無理矢理参加させて、chuuk。
最後はJeepで決まりです。
そういえば、私はレインボーネシアプロジェクトのサポーターなんです。
レインボーネシアプロジェクトっていうのは在日ミクロネシア大使館の公式観光促進企画なんですが、サポーターがレインボーネシアプロジェクトの加盟店を利用したときに何らかの特典があったりなかったりするよってやつです。加盟店には下記のステッカーが張ってあります。
そして、吉田さんは一応加盟店にさせられてたみたいなんですが、そもそも上記のルールを知らなかったようで。今回私が説明して初めて知ったそうです。いっぱいステッカーが届いたけど何も聞かされてないからそんなの知らないよ。っていう状況でした。まあさすがミクロネシアのプロジェクトという感じでかなり適当なんでしょう。
でも、吉田さん。今回は神対応をしてくれました。
いったん本島に戻って、翌日の来島する時になんと家の冷蔵庫から納豆を持ってきてくれました。
じゃあ、これが今回のレインボーネシアプロジェクトの特典だよ。とな。
うぉぉぉぉ!前のパラオの記事でもあげましたが、ちなみにチュークでは納豆はどんなに金をつんでも手に入れられません。今回の牛丼もそうですがたまたま吉田さんが日本から帰ってきたばかりなのである超々限定アイテムなのです。
納豆を食べ終わったと思ったら、
「もう一つレインボーネシアプロジェクト特典」
なんていいながらもってきてくれたのは自作のみそ汁。しかも具沢山。
いやー。レインボーネシアサポーターズのみなさん!(何人おるんかしらんけど)
ジープ島に来てレインボーネシアプロジェクトメンバー証を見せてください。
きっと吉田さんが何かしらの特典を(その場の思いつきで)してくれるはずです!
という訳で、ジープを後にし、我らがウエノ島に向かってモーターボートを走らせた訳ですが、このとき私たちはまさかまだもう一つ予定外のサプライズが待っているとは思いもしていませんでした。
ボートを走らせていると、ボートスタッフと吉田さんがなにやら大きな声を上げて海面を指差すからじーっと目を凝らすと…。
お?まさか?
ボートの下を覗くと下にもいました。
イルカちゃん。
しかも一匹だけじゃない。
ボートはぐんぐん進んでいるのにイルカちゃんたちはボートの下をずっとついてきます。
野生のイルカとボートで競争。
ウソのような本当の話。
今回のジープ島。
本当にいろんな意味でスペシャルでした。
ちょっと盛り込みすぎたので取り留めのない記事になってしまいました。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
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