ってことでちゃっかりダイビングもしてきました。一日でなんと4ダイブも。
今回のお目当てはツバメウオちゃん。
ツバメウオってのは40センチぐらいになるでかい魚です。そんなにめずらしい魚ではないんですが、レアもの狙いで行ってみれなかった場合はショックがでかいということで今回のターゲットにしました。
ぎりぎりまでダイビングショップを選びかねていたのですが、ダイビングの二日前にやっと見つけたよさげなフィリピン人経営のダイビングショップ。
〝アクアワールド・ダイビングセンター〟
日本人経営のダイビングショップもいっぱいあったのですが、どこも高い。びっくりするぐらい高いです。ダイビングフィーも高いしレンタルも高い。なんと送迎してもらうだけで2000円ぐらいかかったりします。メータータクシーでかなり走らせても100円から400円ぐらいのフィリピンで2000円ってどうよ。送迎無料って書いてあるところもマクタン島内のみで、セブシティまでの送迎は有料とな。
最後に私が見つけたダイビングショップはフィリピン人経営ですがどうやら日本人のお客さんがほとんどみたいで、口コミもなかなかよさげ。
送迎についてもセブシティまで無料になっていたし、なにより素晴らしいのは〝ダイビング後にビールを一本プレゼント!〟とな。そんな些細なところからも日本人のツボをよく知っている感じがします。
さっそく予約のための電話をしてみたら、最初は英語で話していたのですが、日本語も出来ますとあったので日本語で話しかけてみるとなかなかすばらしい。習って覚えた日本語ではなく、お客さんから学んだ日本語ってのがよくわかる日本語。町中で話しかけてくるうさんくさい日本語を扱うフィリピン人とは若干違う感じ。
「突然やけど、明後日のダイビングお願いできますか?」
「実はCカード持ってくるの忘れたんやけどお願いできますか?」
「○○できる?」って聞く度に「大丈夫!大丈夫!」って間をおかずに調子のいい返事がかえってくるので徐々に不安になりつつも他の選択肢もなかったのでお願いしちゃいました。
当日の朝、
「私、今はロビー!」
というなんともほんわかする日本語の電話を部屋にかけてきたのはダイビングショップオーナーの奥さん。オーナーは日本語をカタコトながらも自在にあやつっていたのですが、奥さんはそうでもないみたい。
ホテルのロビーで挨拶を交わすとすぐにタクシーを呼んでダイビングセンターまで移動だったので、もしやタクシー代はこっちで払うパターンか?!なんて不安になったものの送迎付きというのに嘘はなく、ばっちりショップの方で支払ってくれました。
ショップで器材のチェックをしていざポートへ。ちなみにダイビングにおいてもっとも心配の種である器材ですが日本のへたなダイビングセンターより断然手入れも行き届いているし丈夫そうです。この値段でこのクオリティならマイ器材をわざわざ運んでこなくてよかったと思えるレベル。ダイコンを持ってない彼女のために追加料金なしでダイコンも貸してくれたし言うことなしです。
写真を撮り忘れたのですが、ダイビングセンターからポートまでの道のりがなかなかよかった。道はそんなに整備されているとは言えないものの、子どもが走り回っていて、現地の人が使っているのであろうマーケットが右に左にならんでいました。フィリピンの現地生活を少しだけですが垣間見ることができました。
ポートといってもそんなちゃんとした港があるわけではなく、ビーチから小さい船を乗り継ぎつつ、大きい船に乗り換えます。奥に見える白いでかい船がダイビング用の船。予想していたよりはるかにいい船でした。ホンダ湾のアイランドホッピングで使った船の5〜8倍ぐらいのサイズがあります。でかい!きれい!強そう!
奥の方に見える白いでかいのがダイビング用 |
砂浜沿いには伝統的な建物が並んでしました。
小さな船で移動している時に、すぐ横でコシまで海につかって魚をアミで捕まえていた現地人の姿が印象的で、子どもも大人もみんな一緒になってさっさと魚を捕まえてました。
もぐったのは四本、ポイントは二ヶ所。
一ヶ所目は、TALIMA。
マクロメインで日本人好みな海。ただ、透明度はちょっといまいち。
いちいちウミウシちゃんを見つける度に教えてくれるとこらへんはワイドなレックダイビングメインのチュークではなかなかないダイビングスタイルなので久々で新鮮でした。
花びらみたいで綺麗なウミウシちゃん。名前しらん。
もっこりウミウシちゃん。名前知らん。
定番のカクレクマノミちゃん。写真とれとれとガイドが言うので渋々ぱしゃり。
なかなかいい写真がとれたからアップしときます。
カエルアンコウ?
ぼちぼち大洋州にすんどるんやし魚の名前も覚えはじめようかしら。
これ、踏んだら即死するやつやんね?オニダルマオコゼちゃん?
なんにせよなんたらオコゼは確定でしょ。毒注意。
たいして可愛くも綺麗でもないけどこれまたガイドが撮れというからとったウミウシちゃん。
こっちはちょっと綺麗なウミウシちゃん。
ひらひら綺麗にダンスをしていた小さい魚。これ、昔名前きいたことあったのに…。
思い出せないのが悔しい。名前が分かったら近々アップしときます。
昼食は船上にて焼き鳥(うまいっ!)とフィリピン風のおむすび。
葉っぱにつつまれたご飯はぎゅーーーーーっとものっすごいかたく握られていました。
最初はちょっと癖があるかなーとおもったのですが食べ出すとぽんぽんいけます。
そして昼からの二ヶ所目はHILUTUNGAN。
エントリーしてすぐにギンガメアジの群れと遭遇!ラッキー!
でかいぞでかいぞ。体長40センチ越えぐらいのやつがごろごろ泳いでました。
あなたたち、かなり浅瀬を泳ぐのね。
あれ?!ロウニンアジちゃん?
あ、うん。ロウニンアジちゃんでした。
そして、お目当てのやつがぽっぽっぽぽーっと出てきました。
最初はこの列になってるツバメウオちゃんに大興奮していたのですが、こんなのは序の口だったのです。
ツバメウオちゃんにパンをやって餌付けしていると、気づいたら後ろのテーブルサンゴの上でくつろぐツバメウオちゃんの群れ。
そして、テーブルサンゴの上のツバメウオちゃんとアヤコショウダイちゃんに注目していたら気づいたときには私たちの周りは大変なことになっていました。
隙間もなくなるほどにうじゃうじゃあつまってきたツバメウオちゃん。
別アングルにしても続々といます。まさに大群。
群れに出会ったというか、群れの中に紛れ込んでしまいました。
ツバメウオちゃんに別れをつげ、
ウツボちゃんを見たり、
またまたウミウシちゃんを見たりしてたらへっとへっとになりましたとさ。
人生初の一日に4本ダイブを終えて達成感の一枚。ぱしゃり。
頭からチューク風ヘアーがぴろぴろーんとでているのが見えるかしら。
海底から移したアクアワールドダイブセンターの船。
やっぱりでかいしかっこええぞこの船。
いやー、いろんな意味で面白かったですよ、ここのショップは。もし次またセブで潜るとしたらまた使わせてもらおうかなぁ。
そして、今回のダイビングをしながら切実に魚の名前を知りたいと思いました。あと1年半も大洋州暮らしをするので、チューク語と日本語と英語で魚の名前ぐらいは言えるようになりたいと思いまする。
さて、残すところ旅行記もあとわずか。まだもうちょっと続くのじゃ。
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