2012年2月11日土曜日

カトリックウィーク×カルチュラルデー。

めんどくさいけど頑張ってかくぞー。
でもやっぱりめんどくさいので一気に三つのイベントをまとめて更新しちゃいます。

先週じゃなく、もう先々週の話ですが、カトリックウィークの一環としてごちゃごちゃとイベントがあったのです。

校外清掃。

学校の周りにはゴミがいっぱい。ということでみんなで清掃活動をしました。
しかし、ゴミがいっぱいって言うときにゴミのいっぱいっぷりは日本のそれとは比較になりません。もうゴミで地面が見えません。

小さな身体に大きなゴミ袋をかかえてせっせと集める子どもたち。えらいっ!


こんな狭いところにだって低学年の子どもならずんずん入っていけます。


手をつっこんでゴミをぽいぽい掻き出すも、いつまでたってもゴミは尽きず…。


子どもが集めたゴミ袋の中を覗かせてもらうと、中にはビールの缶ばっかり。路上で飲酒をする一部のマナーの悪い人がやっぱりポイ捨てをしている率も高いってことでしょうか。


ゴミの収集車が今回の清掃活動のためにわざわざ来てくれました。ガッチャンガッチャンと吸い込まれていくゴミに興味津々の子どもたち。


いやー、君たち今日はよく頑張ったよ。えらいえらい…。
と思ったらちょっと残念なものを発見してしまいました。


子どもたちがゴミ拾いの為に使っていたビニール手袋です。写真では一つしか写していませんが、そこらじゅうにぽいぽいと捨てられていました。

清掃活動に来て、終わった後に自分たちがつかったものをポイ捨てしていく…。この国のゴミに対する意識の低さは思っているよりもずっとずっと根が深いようです。


そして、二日目は場所を変えまして校内清掃。

いくつかのグループに分かれて清掃活動をしたのですが、私のグループは学校の横の山。
これは校内(?)清掃というのかはもはやわかりませんが、一応敷地内です。


ぼーぼーになって道をふさいでいた草を刈った後、女の子がしゃがんでせっせと何かをしていたので近づいてみるとなんと石畳をつくっていました。山からせっせと石を運んできて、綺麗に敷き詰めていきます。


頑張ってる子どもの姿は美しいなぁ…なんて感動しながら、ふと振り返ると校舎の方に逃げていく子どもがっ!


呼び止めると手に持っていた風船をふてぶてしくふくらましだしました。


そんな彼の着ているシャツには「I don't need SCHOOL! I already know EVERYTHING!!」って書いてました。将来はなかなかの〝わる〟になりそうです。

掃除が終わった後はお楽しみのダンス大会。みんなで輪を作って、中に目立ちたがりがしゃしゃり出ると周りの手拍子とか歌とかに合わせて踊ります。


公式行事でもなんでもないんですが、人があつまったらすぐに踊ったり歌ったりするチューク人のこんなところは嫌いじゃないですね。ノリよしっ!

最後はチュークが誇りますザビエル高校でのカルチュラルデー。
ザビエル高校というのはレベルは雲泥の差ですが日本でいうところの灘高校みたいな感じですね。まあそういうイメージということで。

カルチュラルデーとは、ミクロネシアの四州(チューク、コスラエ、ヤップ、ポンペイ)はもちろん、マーシャルやパラオ、ハワイなどからもわざわざ学生がくるザビエル高校ならではのものです。単刀直入に言うとそれぞれの国の人が文化を披露するためのイベントです。

うちの学校からも7,8年生が参加すると言うのでそれに便乗させてもらいました。

到着してすぐは商業色が強くなんだかバザーみたいな感じでちょっと正直なところイメージしていたのと違っていました。


でも、まあマーシャルの伝統工芸品(?)があったりとそれなりに楽しんではいたんですけども。


それぞれの国(州)ごとのブースに行ってみると要らぬ心配だったことが分かりました。

さて、これは何でしょう。御神輿のようなものを担いできたのは民族衣装に身を包んだポンペイからきた生徒たち。


近づいて写真をとらしてもらうと、御輿の上には豚の丸焼きがのっかっていました。


トンタントンタントンタントンタン。
リズミカルな音がその横で聞こえてきたと思ったらなんと前回記事で紹介させてもらいましたサカウを作る生徒たちがいました。(過去記事:シャカオ。(sakau)


トンタントンタン。
サカウを作るリズムに合わせるかのようにご機嫌になったポンペイの生徒たちは、今度はナイフを取り出し豚を手際よく解体していきます。


午後からは、各国のダンスを披露する時間ということでトップバッターはなんとまさかの日本。浴衣に身を包んだ現地人たちが炭坑節に合わせて盆踊りを披露してくれました。他国でしかも日本人以外が舞う盆踊りというのもまた趣があっていいですね。


ミクロネシア四州のダンスに、マーシャル、フィリピン、パラオのダンスとお腹いっぱいになるまでそれぞれのカルチャーを堪能させてもらいました。 (写真はマーシャルの男子生徒)


それにしても、さすが石貨がまだあるというだけあってヤップの伝統衣装は実に生き生きとしていますね。本場のヤップではこの伝統衣装で上はトップレスだそうです。


以上、写真も説明もだいぶ削って、駆け足で先々週の出来事を振り返りましたので実に薄い情報ですいません。来月の頭にヤップデーと言うヤップ州で行われるミクロネシア最大(?)のイベントに参加してきますのでそのときにもう少し詳細にミクロネシア文化を紹介できるかと思います。ぺろーん。

0 件のコメント:

コメントを投稿