今日はカソリック系の学校はお休み…。ということで別のカソリック系の学校に派遣されている先輩隊員と一緒に近所の小学校の視察に行ってきました。
私の住んでいるエリアのメッチティウ小学校。
単刀直入に感想を言わせてもらうが…なかなかやるじゃないか。
何よりすごいのは、壁に年間計画が書いてあったこと。各教科毎に、学習の到達基準のようなものが明示されていました。
ロングスパンで物事を考えるのが苦手なこの国で、こんな進んだ考えがあるなんて!
ほんで、テストが行われているクラスもあったので覗かせてもらいました。
じゃーん。
先輩隊員が一目見るなり、「あかん、このテストは俺0点とる自信あるわ…」ってゆうから何のテストかと思ったらチューク語のテストでした。
問題の難易度どうこうではなくこの絵!味がありすぎるやろ!
チューク語分かっても解けへんレベル。
全学年を見て回ったところ、クラスによっては差があるものの、完全にうちの学校負けてるなぁ…。とりあえず経済的に圧倒的な敗北感を感じました。やっぱり政府からの支援がある公立学校は潤っています。
敗北感に打ちひしがれながら、空港に行って観光隊員の手伝いをし、へとへとになり家に帰ると電気がありませんでした。まあ、別に電気なんてなくてもね、もはやびっくりしないんです。ほとんど停電してるこの国では電気があったほうがびっくりします。
でもね、今日はさすがにびっくりしました。
「電気ないやんけー!俺はメールをチェックせなあかんねん!仕事のメールが来てるかもしれへんねん!よし、みんな出てこい!今すぐ出かけるぞ!!」
ってお父さんが帰宅するなり外で叫んでいたので言われるがままにせっせと車に乗り込み、どこにいくのかなと思ったらまたまたまさかのハイタイドレストラン。
そして、私は今日も家族とレストランにお食事にきたのです。
三度目の外食。誕生日ぶりのレストラン。
JICA及び配属先からうちのホームステイ先に少し礼金が出ているんですが。うちの場合完全に赤字運営をしてくれています。あまりホームステイのいい噂を聞いていなかったのでイメージ的にはシンデレラクラスまでを覚悟していたんです、正直ね。
「今日は家族でレストランに行ってくるからあなたは玄関の掃除をしていなさい!」
みたいなんをね。実際にステイが始まるまではそんなイメージでした。
ところがどっこい、フタを空けてみたら完全に実の息子と同等か、あるいはそれ以上の扱いをしてもらっています。というか、息子そのもの、びっくりするぐらい家族そのものにしてもらっています。弟がおるからつまりはこの家の長男として受け入れられているわけです。空から降ってきたように突然に家に住み着いたのに、今や完全に家の子のように扱ってくれる家族に感謝してもしきれませんね。
レストランで日本のオカンにスカイプをつないだら、チュークのママスと日本のオカンで何かしゃべっていました。
「ありがとー」
「アリガトー」
二人で言い合っていた〝ありがとう〟
オカンの「ありがとー」は息子を大事にしてもらってありがとうでしょうが、ママスの「アリガトー」はなんやろか?息子を送ってくれてありがとう?はてさて?
まあ、でも一番ありがとうをいわなあかんのは私なんですね。
オカンとママスにありがとう。
そして、そんなことを考えていたら、突然パパスが大きな声で言い放った訳です。
「オーーー、ノーメェェェル!」
何をしにレストランに来たんだろう…。
とにかく、なにかと面白い家族なのです。
7キロ落ちていたので今日はご褒美ということでモガモガと家族に甘えて食いたいだけ食わせてもらいました。
十一月もなかなかいいスタートです。
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