新婚旅行中の日本人に空港で会いました。Jeep島に宿泊していたらしくグアムでもう一泊したら日本に帰っちゃうようです。しかも話を聞くと同郷から来た二人で、びっくりするぐらい内輪な話をさせてもらいました。世の中ほんとに狭いですね。
そうそう世の中は狭いんです。日本という比較的大きな島国でも世の中狭いなって思うのに、18平方キロのこの島ではその狭さったら比較になりません。みーんな知り合いといっても本当に過言じゃないです。少なくとも友達の友達は友達。二人ほど人間関係をたどればみんな親戚です。この島のことならみーんななんでも知っています。
ただ、自分はこんなちっさい島やのにまだなーんもこの島のことを知らんのですね。他の隊員とかからはよくいろんなもん受け入れて偉いね、現地に溶け込んでて偉いねって言ってくれるんですけど、個人的には自分のここでの人間付き合いは全然だめです。百点満点評価やと二十点ぐらいかな。島民同士のコミュニティーの外に生活してるんですね。一つはまだまだ現地語の力が足りないから日常レベルの会話を全部聞き取れないっていうのがあるんですけど、これは一朝一夕でどうにかなるもんじゃないし、徐々になんとかなるでしょう。
でも根本的な理由はそんなとこにあるんじゃないんです。
ほんまに交じろうと思ったら、挨拶以上のことをなんでもない普通の人としゃべらなあかんと思うんです。友達とだらだらと話すようなことを現地人と話す中でその国の人を再発見せなあかんと思うんですね。
おはよー
げんきしてるー?
どこいきよん?
あついなー
上にかいたようなんはすっごい大事ですよ。すっごい大事やけどコミュニケーションのとっかかりでしかないでしょ。
一見なーんも意味のないような会話をするのってすっごい大事やと思うんですね。
そういえばさー
あ、こんなん知ってる?
ところで…
みたいなんで始まる会話をもっともっとせなあかんと思うんです。道すがらチャンスを見つける度にでも立ち止まってね。もしぺらっぺらに現地語を扱えるならそんなんを気にせんでも誰の会話でも耳に直接バンバンはいってくるやろうし自然に会話もするでしょうが、そうじゃないなら意識して入っていくしか方法がないんちゃうかな。
ステイ先の家族は基本的に他のエリアの人間と私が交わるのをいやがります。まぁ、その理由もだいたい分かるんですけどそこらへんはややこしい話しになるのでここでは言及しないでおきましょう。まあそれに対する理解をするのは大事やとは思うんですが、それを言い訳にして外とコミュニケーションを取らないのは違うと思うんです。自分が楽したいから、ステイ先の考え方を言い訳につこてるのにすぎへんでしょ。ほんまにやる気ならなんぼでも抜け道はありますし。
ぼちぼちかなー。そろそろかなー。
学校で先生とはそりゃーいらん話もしますよ。仕事の話もするし。
でも次の段階にそろそろすすまんとあかんのかなー。
仕事外の人とかでも普通に話しかけていく段階かなー。
ただ、めっちゃしんどいしめんどくさいんです。自分の内輪だけで盛り上がってたらめっちゃ楽なんですよね。特に日本人同士(現地隊員同士)で遊んでる時なんて最高にらくちんです。ステイ先と行動してるときも最高。職場もそれなりに楽。
でも、こんだけちっさい島やねんからなー。
二年もあったら島全体を〝内輪〟にするのは不可能じゃないと思うんですね。
日本人同士で遊ぶのと同じぐらいのレベルに、島全体との関係性を高めれたらすごいと思いませんか。そしたら活動はしやすくなるやろうし、なによりきっと毎日が最高におもろいでしょ。
でも、めっちゃしんどいめんどくさい。めんどくさいぞ。
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