2011年11月25日金曜日

努力のカレーライス。

最近ママスとパパスは病院にステイしていますので、夜はオトウトスと二人暮らし。昨日の夜はめずらしく電気があったのでオトウトスと二人で自分たちの夕食を兼ねて明日パパスにもっていくためのカレーを作ろうとキッチンに立ったんです。日本式カレーはパパスの大好物。野菜大嫌いなパパスもカレーだとぱくぱく食べます。

ちなみに、チュークはほぼ停電してるのに基本的にコンロは電気ストーブを使っています。でも、ここ一ヶ月ほど我が家の電気ストーブは故障中。まあ、カセットコンロがあるので問題ないんですけどね…。鶏肉をほぐすためにめっちゃでかい肉の塊を骨ごとまず茹でてグツグツグツグツ。一口大に切った野菜を炒めジュージュージュー。

さて、混ぜようと思ったらカセットコンロのガスが切れました。
でも大丈夫!そんなときは、家の倉庫にストックが…。

あれ?ないぞ…。

オトウトスと家中探すこと30分程、すっかり鍋は冷えてしまい肉も中がまだまだ赤いし、野菜なんて火も通ってないからかめないぐらいかたい。(チュークの野菜は古いのですごくかたいんです、特にニンジン)

近くに買える場所もないし、試しに電気ストーブを使おうとしたんですが暖かくはなるものの料理に使えるレベルでは到底ありません。そんなことをしていると家の電気は停電になってまうしもう完全にお手上げ。でもそういえば、ママスがチュークでは電気もガスもないときは外で火をおこして料理するってゆうてたのをふと思い出しました。

さっそくオトウトスに声を掛けて外に鍋を持ち出し、火をおこそうとするとバケツをひっくり返したような大雨…。火をつけるための紙も薪も干したヤシの実も一瞬でジトジトに湿ってしまいました。もう、どうしたらええのよ。

もうほんまに虚しくなってきて、泣きそうになっていたら近所の家の子どもが寄ってきて「私、出来るよ」とな。オトウトスと二人がかりで20分ほどかけてもおこせなかった火。近所子ども(パパスの同僚の小四ぐらいの娘)がものの3分程でおこしてくれました。濡れ木から火をおこす様はまさに魔法ですね。

捨てる神あれば拾う神あり。


トラブルだらけで出来のいいカレーにはなりませんでしたが、「ベリーーーグゥゥゥッド」とパパス直伝のリアクションでオトウトスが食べてたので良しとしましょう。
愛情いっぱい努力の賜物ですね。

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