2011年11月21日月曜日

第二十一週目。(めんどくさい)

ついに五ヶ月を消化し、六ヶ月目に突入しました。あと一ヶ月で任国外!!
ということで、第○週目シリーズも二十一回目を迎えまして今回は最近私の抱えている問題を吐露します。

ずばり、これに今は困らされています。

ワー チュポン。
直訳すると「私は怠けています。」

やたらと生徒も先生も使うんですけどこれの意味が最近よく分からないんですね。これって日本には存在しない新概念なんやと思うんです。国も違うし新しいカテゴリーが存在しててもなんも不自然じゃないんですけどね。例えば、今週の木曜日に向けてみんなでダンスやら歌やらの練習をしている時に、一人だけだらだらとイスに座っている子がいたりします。

「ポタ ケセ モチェン ポルック?(なんで踊りたくないん?)」
「ワー チュポン(怠けてるの)」

そして周りの子も、「アー チュポン(あの子は怠け中)」みたいな感じでその〝怠けている〟というのを容認しちゃうんですね。もうちょっと自然な日本語にしたら「めんどくさいねん」みたいなんになるんやと思うんですけど、例えばこのシチュエーションで「めんどくさいねん」なんて言ったら日本やと「えっ?なんかあったん?反抗期?」ってなるでしょ?

でも、この国では、「頭が痛い」「吐き気がする」みたいな体調不良とまるっきり同じではないけれどすごく近いところにこの「怠ける」というものがあるような気がするんですね。だから、チュポン(怠けている)ならしゃーないか。ってのが普通に受容し得るじゃないかなと思うのです。

努力することをよしとしない国民性なんでしょうか。

せっせと働いている人を見たら、「あんまり働きすぎたらあかんで!」って真剣な顔をして言うのに、全く働いてない人間を見ても、「もっとは働けよ!」みたいなんを冗談としても滅多に言わない。

怠けるのは誰しも避けられない持って生まれた本能。人は本来怠けるもの。みたいな、〝性なまけ説〟を集団で信仰しているのでしょうか。

ここ最近このチュポン対策はどうしたらええんやろってあの手この手を尽くしてみたんですが、考えるのめんどくさくなってきた。

ワー チュポン

終わらない夏のせいでチュポンとりがチュポンになりそうです。

2 件のコメント:

  1. あたしもウズの人たち、そう思うときあるよ。
    あと、もっと効率よく働けばいいのに、とか思う。

    だからきっと、国民性じゃなくって、日本人が真面目に働きすぎなんじゃない?
    そう、考えすぎると疲れるね。
    あたしはまだ、あの手この手は尽くしてないけど。

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  2. >ななみ
    怠ける時があるのは当然やし、日本人もそうやけど。
    それがはっきり言語化されててそれを賞賛している時点でちょっと問題があるとおもうねんなー。

    まあ気楽になじんでいきましょ。

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