二年生の授業がなくなりました。今日から24日までは授業返上で学園祭に向けて歌と踊りの練習をするようです。うちの学年は日本の歌を歌うことになり、曲目は「大きな栗の木の下で」と「今日の日はさようなら」の二曲に決まりまして、大きな栗の木の下での方はなんと、調子に乗ってチューク語版を作ってみました。
このブログに「チューク語」で検索して飛んできている奇特な人がちょいちょいいるみたいなのでちょっと今回はまともにチューク語講座付きです。
「大きな栗の木の下で」
大きな栗の木の下で
あなたと私
仲良く遊びましょ
大きな栗の木の下で
「ファン エウェ ワッテ イラ」
ファン エウェ ワッテ イラ
エン メ ナン
シプェ ウルモット シプェ チエチ
ファン エウェ ワッテ イラ
【単語解説】
ファン… 〜の下で
エウェ… その、この
ワッテ… 大きな
イラ… 木
エン… あなた
メ… と
ナン… 私
シプェ… 私たちは〜する
ウルモット… 遊ぶ
チエチ… 友達
栗の木はこの国にないので、ただの木として翻訳しましたが我ながらなかなか自然な歌に仕上がったんじゃないでしょうか。
この国にいると、この歌を知っているか?と言いながら日本の歌を私に歌って聴かせてくれる人がいます。
キャンプだホイ!キャンプだホイ!キャンプだホイホイホイ!
はじめてみる山、はじめてみる川、はじめて泳ぐ海!
今日から友達、明日も友達、ずーっと友達さー!
ぽっぽっぽー、ハトぽっぽー
まーめが欲しいか、ほらやるぞー
おーてーてーつーないでー
のーみーちーをーゆーけーばー
みんなかわーいーいーこーとーりになってー
うーたをうたえばくつがなーる
いーとーまきまき いーとーまきまき
ひーて ひーて とんとんとーん
どんな経緯で彼らが歌を知っているのかは定かではないけれど、もしかしたら数年後にだれか日本人がチュークに来たときに、この歌を知ってるか?といいながら「大きな栗の木の下で〜」と歌い出すオッサンやオバチャンがおったらうちの生徒かもしれへんなぁ…。なんてことを想像するとすこしニヤニヤしてしまいますね。
童謡や唱歌を聞いたとき、なんだか懐かしい気分になるということはきっとそれらの歌がどこかしら日本的なるものなんでしょう。日本を紹介する時に、日本の歌を教えるのは一つのベストな方法だと思いませんか。
私はそう思います。
思うに日本の歌を作れるのは日本人だけなんちゃうかな。リズムしかり、歌詞しかり。そこには日本人的な感性が見て取れます。でも、その歌を歌うのは他の国の人でも出来るんです。日本の歌を一緒に歌い、その意味を知ることで彼らが日本人的な心や考えを知る助けになるんちゃうかな。
あなたがもし、どっかの国に行くとしたら一曲か二曲ぐらいは日本の歌を持って行ってみてください。言葉は難しいかもしれないけど、歌は世界共通言語です。
特に、これから任国に旅立とうという後輩隊員さん。
あなたは日本の歌をしっていますか?
外国で、日本人じゃない人にこの日本の歌知ってる?と聞かれた時に一緒に歌えますか?
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