2011年11月27日日曜日

チュークの高級料理。


チュークの高級料理。肉抜き野菜炒め。

今朝書いたように「近所のオバチャンがご飯つくっといたから」ってゆうてくれてたんで台所にいってみてびっくり。たしかにご飯が作られていました。

白ご飯のみ…。

こんなこともあろうかと、キャベツと玉ねぎとニンジンを一昨日に買ってきていてよかったです。この国では野菜は超高級食材。めったに現地人は使いません。

ただ、キャベツ1玉300円ほど、玉ねぎ1玉150円ほど、ニンジンは細いのが数本入って100円ほどと別にそんなにばかみたいに高い訳じゃないんです。あくまで相対的に高い。というのも肉が安いんです。あほみたいにでかいサーロインステーキが500円もしないし、鶏肉なんてふくろにぱんぱんにつまってるのがこれまた500円ほど、ブタもまた然り。日本やと2000円は軽くするような肉が500円弱で売ってて、野菜の値段は日本と同じぐらいと思ってもらえたら相対的に野菜が高く感じるでしょ。だから同じぐらいの金をだすなら〝大好きな〟お肉をかっちゃうわけですね。

まあそもそもそれ以前に大多数のチューク人は野菜が嫌いなんですけどね。チューク人で野菜好きなのなんて私の知る限りではうちのママスぐらいです。だからアップロードした写真のような料理とか美味い美味くないの前段階としてとりあえず食わず嫌いします。まあ、一つに調理方法をしらないってのも問題なんですけどね。

白菜はスープによく、キャベツとか空心菜みたいなしゃきっとしてるものは炒め物によいみたいなこととか。かたいもんとか火の通りにくいもんから炒めて、やわいのとか火の通りやすいのをあとで炒めるとか。そんなんは全く気にせず、とりあえずなんでもかんでも鍋に彫り込んで鶏肉と一緒にして煮込みます。ピーマンもニンジンもキャベツも白菜も空心菜も玉ねぎもなんでも一緒に煮込んじゃいます。結果、ニンジンのえぐい味がそのまま出汁になり、キャベツと白菜の絶妙な相性の悪さが口のなかで不協和音を奏で、しなびたピーマンと空心菜が残念な彩りを添えてくれるんです。ほんでどうやって食べるかというと鶏肉だけをよそって野菜たちは見事に無視されちゃうんです。

野菜が使われない、買う人少ない、値段も高い、鮮度保つの難しい…。だから店には平気で腐った野菜が並んでいるし、客はより買う気が失せるし、店側もあんまりよろこんで野菜コーナーを作らない。拡大傾向にある肉、缶詰コーナー。縮小傾向にある野菜コーナー。

あぁ、悲しき南国の食文化。
とりあえず肉抜き野菜炒め、おいしくいただきました。

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