2011年10月6日木曜日

オオサマノミミハロバノミミ。

JICAの現地オフィスにはローカルスタッフがいます。どこの国にもいるのかは知りませんがきっといるでしょう。今回所長がローカルスタッフと一緒にチュークに訪問しているのですが、私は今ローカルスタッフっていうものについてすこし疑問を感じています。確かにその国のことに精通している人を事務所におくのはいいことだと思うし、有益ではあるとおもうんですが、JICA事務所にいるということの意味は何でしょうか。

私たちは現地に行く時にJICAの方から言われます。

「現地のカスタムに従いなさい」

隊員のみんながみんなカスタムに染まった活動をする訳ではないんですが、少なくとも私なんかは食事以外はがっつりカスタムに染まっています。努めてね。普通にしてたら染まれる訳がありません。だって全然違うんだから。だから〝努めて〟現地に合わせています。これはでも私は当然だと思うんです。だって、日本人だったとしてもその国の職員なんだからね。チュークで働いている日本人なんです。例えば、私が何か問題を起こしたら、「日本人が〜」っていうのもあるでしょうけど、「あの職場の〜」っていうのも同時にあるでしょ。私は日本にいる訳じゃない。だから「現地のカスタムに従いなさい」はすごくいい方針だと思うし、私は正しいと思うのです。

では、JICAのローカルスタッフとは何か。上と同じ考えでいくのであればこうなりませんか?

「日本のカスタムに従いなさい」

ローカルスタッフとはいえJICAの職員な訳ですよね。この州内であればどこに行ってもJICAと言えば普通に通じます。他の派遣国でもきっと似たようなもんちゃうかな。そんぐらい大きな存在感があります。そこに所属しているローカルスタッフの行動は「JICA職員の行動」ということになりませんか?

しかし、彼の行動は著しく逸脱していました。
完全にチューク人のカスタム。
いや、カスタムじゃないですね、悪癖です。

チューク人全体が悪いわけじゃないんです。しかし、一部のチューク人はすごく悪いです。マナーやモラルっていうのは最低に近いです。

具体的なことはここには書きません。問題になりそうなレベルだからです。しかし、私はとっても哀しい。JICAはどういう基準でローカルスタッフを雇っているのでしょう。そして、どういう教育を施しているのでしょう。彼の行動は間違いなくJICAのイメージを下げています。

彼はチューク人です。チュークは彼の故郷です。そして、彼はチュークを恐れています。
何故か。答えは簡単です、彼は多くの〝まともな〟チューク人に嫌われているのです。その態度や、立ち振る舞いのせいでね。だってチュークは危険な場所ですが、嫌われてさえいなければそんな危険な場所ではありませんから。

逆に考えてみましょう。たとえば、私が日本ですっごい嫌われている有名人だったとして他の国の会社が日本との窓口として私を雇うでしょうか?
私は理解ができない。

だから、庭に埋めた壺に向かって吐き出す訳です。
オオサマノミミハロバノミミ!!!!

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