2011年10月30日日曜日

ハロウィンイブ。(チュークの治安情報)

ママスが電気代を払いそびれたみたいで昨日の夜と今日一日は完全なる電気なし生活です。まあ、インターネットと扇風機だけは隣の親戚の家(不在)から延長コードを引っ張って電気泥棒をしているので使えますけどね。発電所さえ動いていれば。


明日はハロウィンです。ここチュークで一年の内の最も危ないと言われている日です。

パチンコって知っていますよね。ジャンジャンバリバリの方じゃないですよ。あのY字型のゴムを張ったやつです。びよーーーんってやってバシンッって飛ばすやつね。一度パチンコは全て回収されたと警察が言っているのですが、未だにまだあります。この国で〝全部〟回収なんてできるとはとうてい思えないんですが、まあ仮に全部回収できていたとしてもパチンコなんてその辺の枝を切ってゴムを縛ってやれば誰にでも作れますからね。それが解禁されるとされているのがハロウィンと年末年始だそうです。ただし小さな島やから顔がばれると困るので顔が見えなくなる日没以降に彼らは活動を始めるそうです。

まあ、でもパチンコやろ?鉄砲で撃たれる訳じゃあるまいし…。
ってね、私も日本でこの話しを耳にしたときはそう思っていました。

ただ、飛ばすモノが普通じゃないです。とんでもないモノを飛ばします。五寸釘みたいなサイズの鉄のスティックを先端を尖らせたモノを弾にします。しかも、なんと先端は釣り針のさきっちょみたいに返しがついていて刺さると抜けないように工夫されています。もはや人を殺したいとしか思えませんね。チューク州立病院でたまたま出会った中国人の外科医がデジカメの中に保存してあったパチンコの被害者のレントゲン写真やら、手術写真やらを見せてくれたんですが絶句。もう、ネット上に氾濫しているへたなグロ画像より断然衝撃的な写真の数々。

やっぱりチュークは怖かった。

これから、チュークに旅行しようと思っている人がもしいましたらハロウィンと年末年始は日没以降外出を控えましょう。というか、チュークはもとから日没以降は電気ないので車がないと外には出られませんけどね。

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