そうです空港です。いま、ステイ先のパパスはエアポートマネージャーとして空港で働いています。つまり、空港職員のトップなんです。そんなパパスが突然空港に連れて行ってくれました。
ただ、この写真おかしくないですか?
ちょっと近すぎません?
視点を変えてみましょう。
どがががーん。もう今にも離陸しそうです。
そう、今日は空港の滑走路を我が家の車で縦横無尽に駆け回ってきました。空港に着くなり滑走路に直結している出入り口から自家用車でそのまま中に入っていきます。だだっぴろいフラットなアスファルトの上を車を走らせながら、空港が今抱えている問題点と改善案を説明してくれるパパス。日頃20キロ以上はだせないチュークのぐちゃぐちゃ道路に慣れていると、綺麗に舗装された滑走路を走るのはものすごい怖いです。こっわ!っと思ってスピード見ても40キロぐらいなんですけどね。
いやー、これは絶対に普通に生きてたら出来ない経験だなぁ。しかも、そのまま空港の建物に横付けすると裏口から中へとずんずん入っていきます。荷物を運ぶところから、セキュリティーゲートからなんやらかんやら全部全部、空港の裏側を見せてもらいました。普通やったら入られへんセキュリティーゲートを抜けた後のVIPルームまでね。ちなみにVIPルームと空港ラウンジっていうのは一緒じゃないですよ。VIPルームっていうのは空港内にある要人を招き入れるための部屋のことです。トランジットの間とかにね。まあ、そもそもチュークの空港は小さいからラウンジなんて存在せんのですけども。
最後は空港のオフィスへ。というかマネージャー室へ。
うぉぉぉぉぉ!すっごいええ机、そして涼しい!なんて涼しいんだ!今度から土日にパパスが仕事あるときは一緒についていってここで仕事しようかな。もちろん空港やからノンストップで電気あるしね。
子どもの時にオトンに消防車に乗せてもらったのを思い出しました。どこでも、働くお父さんはかっこええな。そしてふと思うのです。失業率80%と言われるチューク。よく考えたらお父さんもお母さんも働いていませんって家だらけなんですよね。子どもの目には大人はどう映っているんだろうか。
なんてうじうじ暗いことを考えて外に出たら目に飛び込んできたのは夕暮れ。
頭の中にぐるぐると流れ出したのはブルーハーツの夕暮れ。
はっきりさせなくてもいい
あやふやなまんまでいい
僕たちは何となく
幸せになるんだ
何年たってもいい
遠く離れてもいい
独りぼっちじゃないぜ
ウインクするぜ
夕暮れが僕のドアをノックする頃に
あなたをギュッと抱きたくなってる
【ブルーハーツ・夕暮れ】
チュークに来てからウクレレ片手に何度もこの曲を歌っています。中学3年の時に初めてこの曲を聴いて部屋でボロボロ泣いちゃったんですよね。あの頃は多感な年頃でした。
まあ親が育てなくても、子どもは育ちますね。大自然がありますから。
もうちょっと子どものオリジナルな力を信じてみよう。
オレもこの曲好きよ!!
返信削除ブルーハーツが好きなんだけどね!笑
>かいとん
返信削除彼らの曲は古いくせにあんまり色あせへんのが不思議よね。まあ、すごく先を走ってるんやろなー。