2011年9月2日金曜日

リアル耳なし芳一。

毎月第一金曜日はマスがあるため午前中で授業はおしまい。マスって言っても日本人にはなかなか縁がないとおもいますが、ミサと言えば名前ぐらいは分かる人も多いのでは。マスは英語、ミサはラテン語。カソリックの宗教儀式です。

今日は学校でマスがあるんだ、とステイ先で朝ご飯を食いながらつぶやくとパパが自室からうれしそうにアロハシャツと長ズボンをもってきてくれました。アイランドフォーマルというやつです。上が襟付きのシャツで、下が長ズボンやったらそれだけでとりあえずフォーマルなのです。

「これはまだ一回も使ってないやつやからちょっと着てみなさい。自分で着ようと思って買ったら自分には小さすぎて無理やったんや。」

などと言いながら目をらんらんと輝かせているパパ。本当に誇張じゃなくうちのステイ先のパパは目を「らんらん」と輝かせます。そして、サイズがぴったりだったことを確認するや否や。

「べぇぇぇぇぇりぃぃぃぃぃぃぃぐぅーーーーーーーーぅっど!」
と冗談のようなテンションで、腰をぐいっと深く入れたポーズを決めてくれました。

そしたら、ママはその隣で、
「コウターイコウタイタイタァァァイ!タタタタターイ!」
というなんともよく分からない自作の広大ソングを歌いながら肩と肩をこすりつけてきます。

独特の愛情表現ですね。きっと。
ほんまに心から愛されているんだなというのが日々びしびしと伝わってきます。


話は変わりますが、今家族がだれもいません。さっき、「パパとママを迎えに行ってくるから、誰がきても絶対にドアはあけたらあかんよ。ドア越しにだけ対応しなさい。泥棒がいっぱい狙ってるから絶対にあけないこと、何があっても絶対に。」とだけ残して隣にすんでるオバチャンが車で出ていってしまいました。

リアル耳なし芳一。
現地人の第六感は結構な頻度で当たるだけに冗談抜きでめっちゃ怖いです。今、ステイ先の家族のありがたさを肌身で感じております。この国で一人暮らしは自分には無理だなぁ。

明日は、本来の予定がなくなってしまったので徒歩でこの島を半周する予定です。

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