この国でよく使われる褒め言葉は「エン ナンバ エウ!」です。直訳で「ユー アー ナンバーワン!」「お前が一番や!」ってとこですな。よく言われるからちょっと調子にのっていたんですが、先生が子どもに対して日常的に使う言葉のでそんなに大した意味がないことが分かってしょんぼりです。まあ、「やるやん!」程度の褒め言葉のようです。
リトリートから帰ると携帯を使ってネット(つまり、フェイスブック)やらメールが出来るぞとパパスが大喜びしていました。料金死ぬほど高いやろ?と心配する私をよそ目に、「1分でたったの1セントらしいぞ」ともう盛り上がってしまって聞く耳をもたず。そのサービスがあるのは知っていたんですが、私の調べる限りでは1メガバイトで10セントの従量制なんですよ。「チュークの大学生はもう携帯でフェイスブックをするのが当たり前らしい!」と盛り上がるパパス。まぁ、パパスの場合は一応アカウントは作ったもののフェイスブックが何なのかをまだよく分かってない状況なんですけども。
とりあえず、この国に来てからフェイスブックが嫌いになりました。便利やから今でも利用はさせてもらっていますが、フェイスブックはインターネットの一つの可能性であって、フェイスブックだけのためにネットをつないでいる状況は明らかにおかしなことだと思うんですよね。職員室でも、仕事しろよと。ただでさえ限られた時間なんやから電気ある間に授業準備をもうちょっとしろよと。電気とネット回線はフェイスブックをするために学校にある訳じゃないんやぞと。
ネット回線の話でもう一つ。パパスに「ネットの使用をちょっと控えてくれへんか?電気代がすごい速度で無くなっている。」と言われた。この国では電気代はプリペイド式。つまり、残り金額が無くなる前に電気代払うとこにいって番号もらって打ち込むシステムです。「この前まで二週間に一回のペースで補充が間に合っていた電気代が今は二週間持たないんだ」と。今までのチュークは、一日8時間以下しか電気がきていなかったんです。長くても10時間。ただ、ここ最近は何故か調子がよく一日16時間とか電気が来ています。私の電気の使用状況は特に変わっていないし、モデムの消費電力とかたかがしれているので、純粋に電気が来ている時間が長いので当然電気の減りが早いだけやと考えるのが自然やと思うけどなぁ。なにより、私は日中は仕事で学校に行っているので、日中に電気が来ていることはあまり関係ありません。電気があれば電気コンロを使えるし、冷蔵庫も動くから飲み物も冷やせます。電気がなければカセットコンロを使うからガス代がかかるし、冷蔵庫が動かないと氷を一袋2.5ドルも出して買ってこないといけないんです。夜も電気が付けばランプのオイルもいらないし。電気が無くなっている分は他のところで金がまわっているはずなんですが、そこらへんの計算はすごく苦手なんですね。だから、手元にあるお金(つまり電気があることによる恩恵、副作用)は儲けもんとばかりに既に他のもの(コーラとか)に換えてしまっているので電気が買えないのです。本来ならそれで電気代を補えばいい訳なんですが。
そして、倉庫にある食べ物も底をついていました。多い時はコンビーフにランチョンミート(スパムの安いやつ)、ツナ缶、イワシ缶、調味料、パンやらラーメンやらとそれはそれは沢山の種類がずらりと並んでいるんですが昨日の夜なんてチェックすると、ソーセージの缶詰が一つあるだけでした。また、このソーセージの缶詰がとんでもなくおいしくないんです。他の缶詰はそのままでも食えるんですが、このソーセージの缶詰だけは苦手。塩水でふやけさせてぶにょぶにょにしたソーセージと言えばあの味と食感を一番表現できていると思います。これ晩ご飯はこれやろうかと考えていたらママスがさらっと、「ごめんね、もうソーセージの缶詰が一個残ってるだけだから、それでご飯を食べといて、まだご飯食べてないの私とコータイだけだから」といって教会にいってしまいました。予想を裏切らないですね。ご飯とソーセージ。ここでは日本で料理する時みたいに冷蔵庫をあけたらなんだかんだで何かあってそれを見ながらその日の料理を考えるみたいなのがまったく出来ません。ご飯とソーセージと言われれば本当にご飯とソーセージのみで料理しないといけないんです。タマネギ一つもないし、キャベツなんてのもないんです。思いつく料理なんてありません。そもそも、こっちの人はご飯とソーセージがあれば、缶詰を開けてそのままご飯の上にぶっかけて食べますから料理なんてしませんからね。もういいや現地スタイルでいこっと諦めかけたその時、カレーパウダーを食卓で発見しました。ガーリックパウダーと混ぜてカレーチャーハンをちょちょっとね。帰ってきたママスはまさか自分の分があるとおもってなかった(そもそも料理してると思ってなかった)みたいで大興奮してがつがつ食べていました。「ありがとうね、コータイ。私は幸せだわ。」と大げさな程のリアクションで喜んで食べてくれるママス。まあソーセージつまみながらご飯食べようとおもっとったのがカレーチャーハンに変身してたんだから幸せか。そして不意に「お金があったらコータイのママにチュークのドレス(ムームーみたいなの)を買って送ってあげたいんやけど」ってさみしそうな顔でぼそっと呟いてました。
今朝は、お弁当がありませんでした。毎日せっせとお弁当を作ってくれていたんですが。昨日ソーセージも使っちゃったし、おかずがなかったんでしょう。あえて何も聞きませんでしたが、とてもすまなそうな顔をしているママスを見ていると朝からさみしい気分になりました。
ステイ先の経済状況が緊迫しています。困ったなぁ。弟の学費が高いし、ジェネレーターの故障で数百ドル飛んだし(結局まだ直ってない)、トイレも修理したし、さらには車のタイヤもパンクしてしまったのでそのお金も貯めないといけません。そもそも、お父さんはもう退職してるし(また働くかもけど)年金生活してる家だから金がないのは当たり前なんですけどね。自分が金をぽんと出せば簡単に解決するんだけど、それはお互いによくないと思うんですよね。今でも時々食べ物を買ってきたり日曜品を買ってきたりはしていますが、それ以上のことを自分がしてしまうのは間違いなくバランスを崩してしまうと思います。そもそも、うちの家はそういうのを望んでないと思うんですね。ただ、ホームステイっていうのはもう居候とかそんなんじゃなく、実質家族になっている訳で、自分も何か手伝いたいなとは思うんですけどね。金を直接渡すんじゃなく、それでも家計を助けるってもう食べもん買っていくしかないか。あとは、自分で調達して料理をするか。どっちにしても食べ物か。ホームステイは本当に難しい。よし、今日は帰りに卵とタマネギかって帰ろう。
まとまりのない文章ですんません。ちょっと混乱しています。
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