2011年9月7日水曜日

家族のこと。

おはようございます。
朝からすれ違ったトラックを運転していたのが制服を着た小学生でした。助手席に乗っていたのも小学生、荷台に乗っていたのも小学生。チュークの朝だなぁ。

自分のことをニイチャンと呼ばせているステイ先の弟がしばしば部屋まで宿題を聞きにくるんです。数学の宿題とか科学の宿題はいいんですけどもこの前はミクロネシアの歴史についての宿題を持ってきたし、昨日なんて英語の宿題を持ってきました。
さすがにそれは自分の国の歴史と、自分の国の公用語やないか、日本人に聞くべき宿題じゃないやろとか思いながらもちょっと一緒に考えてヒントをあげたりするんです。
でも、絶対に全部は教えません。うちの弟も学校の生徒もほんとに問題を自分で解くということをしません。これは余裕すぎるっ!みたいな時以外はすぐに答えを知りたがります。そして、そんなときに大人もすぐに答えをあげちゃうんです。考える時間、ほぼゼロ。答え聞いて書いているだけやから、次も結局自分では出来ないのです。
昨日もちょろっとだけヒントゆうたら、すぐに部屋にもどったから自分でやってるのかなと思ったらなんと今度はパパに聞いていました。パパには勉強は自分で考えさせなきゃだめだとこのまえ言ったのになぁ。しゃあないから、今度は弟にもっかい直接指導します。基本的に全面的に自分のことを信頼してくれている家族なので、きっと一時したら理解してくれると思います。
まぁ、ほんとにいい家族に恵まれたと思いますね。チュークのホームステイの噂は散々だったので期待していなかったのですが、なかなか毎日ご機嫌に生活できているのはこの家族のお陰ですね。もちろんストレスが無いと言えば嘘になりますが。
何より、家の近所のエリアに帰ってきたときに、なんとなくですけどほっとできるんですよね。これは多分この地域が自分を受け入れてくれているというからと、自分がここに馴染めているなによりの証拠なんだと思います。

訓練所で沢山の同期隊員と出会って話をしているときに、アフリカが大人気なことを知り、その理由がなかなか自分ではいけないエリアだからだと聞いたとき、実はちょっと「しまった!」と思ったんですよね。確かにアフリカとか数十万かけてやっといける場所だし、自分でいくのはなかなか大変だからね。
海があればどこでもいいやと思って、ミクロネシアになって喜んでいたのに、その瞬間に実はアフリカとか行きにくいとこにしとけばよかったなぁと少し悔やんだ訳です。
でも、最近は完全に考えが変わりました。ここでよかったと。アフリカとかやったら任期終わった後にもし行こうとおもったら並大抵じゃないもんね。ここチュークならグアムからたった1時間半。一週間前後の休みさえつくれればぷらっといつでもこれる距離です。
二年間とはいえ、家族として受け入れてもらった家ですから。帰国後も暇と金さえあればぷらっと来たいもんね。ろくでもないチュークですが、なかなか愛せます。

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