日曜日は教会の日、みんな揃って教会に行きます。ということで、今日はパパスが教会にいってしまったので家で孤独にお留守番中。教会に今日はいかずに家におるって言うと、なんと店番を任せられました。うちの家は別に店舗がある訳じゃないんですが、一室を倉庫のようにしており、蓄えてある食料を近所の人が欲しがれば売ってあげます。まあ普通にスーパーで買ってきたものを他の人に売っているだけなので卸値で仕入れてないから特段儲けはないんですけど。
こんな感じで缶詰やらパンやら塩やら電池やらガスボンベやら洗剤やら蚊取り線香やらなんやからをストックしとる訳です。保存可能な食料と日曜品ってとこですな。
パパスが出かけて一時すると、家の外から声がします。
「カムー!」
めんどくさいから聞こえない振りをしていると、声がどんどん大きくなってきます。これは、まさに目覚まし時計システム。
「カムーカムー!」
「カムゥゥゥゥゥゥゥ!」
「カムゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」
ちなみに、「カムー」ってのはチューク語で買うっていう意味です。
正確には「ナン ウプェ カムー」
でも、慣用的な言葉なので、お店ではただ「カムー」と言います。
こちらの返事は、
「カムー メット?」「メット カ カムー?」「メット カムー?」
どれでもいいですが、「何を買うの?」
こっからが大変です。
「アッパチ!」
アッパチとは何でしょうか。
ヒント:ちなみにチュークでニッパチと言うとタコのことを言います。
じゃかじゃかじゃかーん。
これです、これがアッパチ。
ガムですね。ガム。ガムはアッパチ。わかるかーってね。アッパチは一個5セントで売っています。
「フィトゥ?(何個?)」
と聞くと、
「エゴン!(十個!)」
と言いながら25セント渡してくる訳です。
ちなみに、だいたい買いに来るのはものすごい小さい就学前ぐらいの子どもです。まあ、家族に頼まれててくてく買いにくるのです。
5セントが10個だと50セントなのに、手に握りしめているのは25セント。
だから、せっせと子どもに足し算を教えます。
「ニム カパチ ニム カパチ ニム カパチ ニム カパチ ニム メイ フルエメニム!」(5+5+5+5+5=25)
「プウェ フィトゥ アッパチ カ モチェン?」(だから、何個ガムが欲しいんだい?)
そしたら
「ニム!(五個!)」っていいなおしてくれます。感動。
いやー、ちょっと前までは家族が近所の人に何かを売っているのは知っていたけど、何を話してるかも分からんかったのに、今では一人で店番を出来ていることにちょっと感動ですね。まあ、もうちょっとこの近所のエリアも英語をしゃべれるようになった方がええと思うんですけどね。
チュークは今お昼の12時ちょっと過ぎ。
朝ご飯はソーメンチャンプルーを作ってパパスと一緒に食べたんですが、ちょっと小腹が空いてきました。家のストックには自分の食べたいものが置いてないのでちょっと近所まで「カムー」してきます。
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